間違いだらけ？！シリコン入りシャンプーについて
シリコンについての正しい知識
みなさんこんにちは、髪のお医者さん®︎RauB（ラウブ ）です。
本日はシリコンシャンプーについてお話ししたいと思います。
「シリコンシャンプーは髪や頭皮に良くないから、シャンプーはノンシリコンがいいんですよね？」今だに良く頂く質問です。
ここで、質問です。
シリコンとは一体、何でしょうか？
シャンプー（今回はシャンプーに限定します）に入っているシリコンですが、正しくはシリコンではなく、「シリコーン」と言います。
シリコンは、正しくは「ケイ素」と言い、珪石（けいせき）という鉱石に含まれている元素のことを言います。そして、このケイ素に有機化合物を結合させた化合物が、一般的にシャンプーでシリコンと言われている「シリコーン」に該当します。
いまだにこのシリコン入りシャンプー（分かりやすい様に、ブログではシリコーンをシリコンと表記しますね。）は悪、と思っていらっしゃる方も多い様ですが、結論から言いますと、そんな事は全くないのでご安心ください。
シリコンは非常に安全性が高く、化学反応をおこさない成分で体への刺激の懸念がないため、例えばアトピーの方でもお使い頂けます。
もっと言うと、例えば体内に飲み込んだとしても全く反応せず害になりませんし、実際に、シリコーンの一種であるジメチコン（ジメチルポリシロキサン）は、人の体内にある消化器内に溜まったガスを処理する働きもあるとの事で、お腹に溜まったガスを体外に排出させる働きのある医薬品にも、シリコンは活用されている様です。
なんだかシリコンは悪！と言う都市伝説を信じている方からすると、体内に飲み込むなんて、しかも医薬品にも使われているなんて・・・と、軽い衝撃を感じると思います。
では、なぜシリコンが良くないイメージなのか？
おそらく、シリコーンが良くないというイメージの原因として、
・頭皮に詰まる
・何となく身体や頭皮に悪そう
・皮膜形成してカラーやパーマが綺麗にできない
などが挙げられるのではないでしょうか。
まず、頭皮には詰まることはないので、ご安心ください。
実際に、「通常のシャンプー方法で、シリコーン入りシャンプーを1ヶ月以上連続使用した地肌の毛穴に、シリコーンがつまる兆候は見られませんでした」との花王の研究結果が報告されています。
また、「何となく身体や頭皮に悪そう」というイメージですが、こちらも先にご説明した様に、医薬品に使用されていたり、女性のほとんどの方が使うファンデーションの原料でもあるということから、「悪いものではない」ということはお分かり頂けるかと思います。
ただし、３つ目の「皮膜形成してカラーやパーマが綺麗にできない」というのは、完全に否定できるものではありません。
実際に、髪のお医者さん®︎RauBが経営するサロンでも、安価なシリコン入りシャンプーを使っているお客様の髪はガッチリと皮膜形成されていて、100％良いパフォーマンスの施術ができない場合もあり、また熟練したスタイリストがお客様の髪を触るとどんなシャンプーを使っているかがすぐに分かります。（一般の方はわからないと思いますが・・・）
ただし、全てのシリコーン入りシャンプーがダメというわけではなく、正しく利用すればとてもいい皮膜素材となり、美髪に導いてくれます。
ものすごく痛んでいる方は、髪にこれ以上負担をかけない様にある程度、皮膜形成してくれるシリコン入りシャンプーを使ったほうがいいですし、もしシリコン入りのシャンプーを使われるのであれば、一般向けに開発されたシャンプーではなく、本当に髪のダメージを改善することに特化したサロン専売品のシリコン入りシャンプーを使った方が良いです。
ただ、サロン専売品シャンプーというのは、「ノンシリコンシャンプーが良い！」と世間で大々的に言われるずっと前から、そもそもノンシリコンシャンプーだったのですね。
サロン専売品は、先にお伝えした様に、本当にダメージした髪を補修する事に特化した成分を使っているので、シリコンを入れて手触りをよくすると言うよりも根本から美しい髪を育てる事にフォーカスをしています。
結論
本日のブログの結論ですが、
「シリコンシャンプーは決して悪いものではなく、正しく使えばむしろ髪にとって良い成分である。ただし、安価なシリコンシャンプーは避けた方がいい」という事です。（安価なシャンプーは手触り重視でシリコンがたくさん入っている可能性があるので・・・）
シリコンについてはまだまだお伝えしたい事があるので、少しづつ挙げていければと思います。
正しい知識を身につけ、ご自身の髪質にあったシャンプーを使って欲しいと思います！
髪のお医者さん®︎RauB（ラウブ ）研究開発
100％オーガニックフルボ酸シャンプー
