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仙台旅行2日目 11月20日

秋保温泉のホテルのベッドで目覚めました。
母と一泊二日の仙台旅行に来ています。
今日は16時の新幹線で東京へ戻ります。
それまでどこを巡るか、やんわりとしか決めていません。
とりあえず松島の遊覧船に乗るつもりです。

朝食ビュッフェが6時45分からなので6時半に目覚ましセットしてましたが、二人ともそれより早く起きていました。
テレビでニュースを見ました。
岡田将生さんと高畑充希さんがご結婚されたそうでそのニュースを見ました。
母が岡田将生さんのファンなので興奮していました。
速報自体は昨日流れており、テレビのニュースでは今朝初めて見ました。
お似合いで素敵なご夫婦な感じです。

6時45分のビュッフェしました。
別館一階の広いお食事スペースです。
色んな料理をチョコチョコ食べられるので良いですね。
コーヒーも2杯飲みました。

8時15分ぐらいにチェックアウトしました。
8時半に出発するシャトルバスに乗り込みました。
9時過ぎに仙台駅に到着しました。
朝はなかなかの寒さでした。
ダウンを着てちょうどいいくらいです。
気温は2度ぐらいです。

仙台駅から松島海岸駅へと向かいます。
駅のトイレでトイレを済ませてから電車に乗りました。
仙石線という列車で一本です。
せんせきせんと読みます。
40分ぐらいです。

仙台駅はとても栄えていますがホテルのあった秋保とか松島とかは自然が豊富な観光地という感じです。
電車の窓からの景色も仙台駅を離れるとすぐに田舎っぽい風景になりました。

松島海岸駅に到着して改札を抜けると、正面に小規模なロータリーがあり、その奥の方にうっすら海が見えていました。
そして左手側のお店の前に人の列ができていました。
従業員と思しきおじさんが、遊覧船のチケットはこちらですよー、と呼びかけていたので、母と二人で並びました。

既にウェブサイトから11時の便を予約してあります。
チケット売り場は昔のタバコ屋みたいな作りで、お店の外側から中の人へお金を支払います。
自分たちの順番が来て、お店の中の人に、予約してある旨を伝えると、代金は一人900円とのことでした。
ちょっとよくわからないのですが、遊覧船は通常価格は1500円で、平日割引で1000円になるはずでした。
なぜかそこから更に100円引かれて、900円でした。
なんでかわからないですが、まあ安くなったわけなので文句は無しです。

そこから船の乗り場まで歩きました。
教えられた方向へ歩き始めると、思っていたよりも距離があることに途中で気がつきました。
10分ぐらい歩いてようやく船着場に着きました。
船着場の入り口には「ようこそ松島へ」と書いてある大きな柱が立っていました。

天気が良くて、海が映えています。
右手にまたチケット売り場と待合施設があって、正面に幅の広い桟橋があります。
桟橋には中型船ぐらいの大きな船が4艘ぐらい停泊していました。

10時20分ぐらいに着いたので、まだ時間があります。
僕は桟橋に向かって左の先ある、高台の上の瑞巌寺五大堂に行ってみたくなりました。
母は待合室で待ってるとのことで、一人で行ってみました。

外国人観光客が多い中、海に向かってやや上り坂で高くなる岬の先端へ歩きました。
途中に二つ赤い橋があって、すかし橋という名だそうです。
橋の床が木の板を編んだ形で作られており、隙間が空いている橋です。
下を見て歩かないと足を踏み外しそうだし、でも真下の海を見ると怖くなります。
まあ人が落ちるような広い隙間ではないので大丈夫でした。

岬の先端に五大堂がありました。
みなさん写真を撮っています。
僕も撮りました。
五大堂も迫力があるし、そこからの景色も海や船着場を見下ろせる形で良い眺めでした。

10時45分に母の元に戻り、そろそろ桟橋に並ぼうということになりました。
既にたくさん人が並んでいて、こんなにたくさん乗れるのかな、と思うほどでした。
仁王丸、と書いてある大きな船が、一つ前の時間の航行から戻ってきました。
大きな船を近くで見ると迫力があります。
これなら全員余裕で乗れるかそりゃあ、と思いました。

11時になり行列が前に進み始めました。
船の客室は2階建てで、2階は有料で入れるグリーン席でした。
我々が入った時には1階の窓側は既に埋まっていて、景色が少し見づらい真ん中の席しか空いてませんでした。
2階へ上がるためのチケットは1階のカウンターでも売っていて、1階の窓側の席が埋まってからはそれを買って2階に上がる方がたくさんしました。
一人600円という絶妙な金額で、確かにここまできたら景色をちゃんと見たいから追加でお金払うのもアリだなと思っちゃいますよね。
顧客の心理を突いて来ています。
まあ我々は1階の真ん中の席で全然いいかって感じでした。

まもなく船が動き始めました。
船が進むたびに自動のアナウンスが流れて、「右手をご覧ください」「左手をご覧ください」と言って景色の紹介をしてくれます。
海に聳り立つ、人の住めない小島全部に名前がついていて、「あれが◯◯島でございます」という解説を聴きました。

珍しい形の島や岩とかが多くて面白かったです。
あと「右手をご覧ください」と言われればお客さん全員の顔が右に向いて、「左手をご覧ください」と言われれば全員の顔が左に向くのが面白かったです。

中央の座席にいたので、左右ともまあまあ見える感じではありました。
左右ともちゃんとは見えない感じでもありました。
中央前方のモニターに紹介された島の画像は映し出されていて、まあそれを見られれば生で見たってことになるかなと感じました。

約50分間の航行を終えて、元の港に帰ってきました。
なんだか天気が良くなってきていました。
この遊覧船に乗ることだけが今日の予定だったので、あとは特にすることは決めていません。
まだ正午頃で、このまま仙台駅に戻ることも考えましたが、それでもあまり出来ることがないので、松島で時間を過ごすことにしました。
松島は他にも、神社やお寺がいくつかあるみたいなので、そこをまわることにしました。

瑞巌寺というのが港から道を一本渡ったすぐのところにあって、そこへ向かいました。
入り口には立派な門があり、そこをくぐると結構広い敷地なのだとわかりました。
高くてまっすぐな樹木が並んで立っていて、手入れが行き届いていて綺麗です。

参道を真っ直ぐ進むと本堂があって、その手前が受付になっていました。
中へ入るには有料みたいです。
なので手前を左へ曲がりました。
大きな仏像が立っていたりしました。
少し進むと老舗のお料理屋さんがありました。
店前の、穴子丼の写真に惹かれて母とお店に入りました。

昔ながらの内装の和食屋さんで雰囲気があります。
座敷もありましたがテーブル席に座りました。
メニューを見て、やはり穴子丼がいいなと思って二つ頼んで食べました。
大きな穴子はお椀からはみ出すサイズで蓋が閉まっていなくて面白かったし、美味しかったです。

店を出て、やはり本殿の中も見たいと思い、券売機でチケットを2枚購入しました。
1枚700円ぐらいしました。
物価高ですね。

瑞巌寺は国宝です。
本堂の中はとても趣きのある造りになっていました。
靴を脱いで靴箱に入れて、なんだかわからない青い楕円形のプラスチックの札を2枚もらいました。
靴箱で使うみたいですが、用途がよくわかりませんでした。
格式高いですね。
一個は靴の中やそばに置いて、一個は持ち歩く、でいいのかな、なんの意味があるのかな、と半信半疑ながらそうして、順路を巡り始めました。

木造の大きなお寺です。
「〇〇の間」という名のついた部屋たちを囲う形で続く外廊下を一周まわります。
一つ一つの部屋に足を踏み入れることは出来ませんが、廊下からの襖は開けられた状態になっていて、中を見られるようになっていました。
部屋の内側の襖に芸術的な襖絵が描かれていて、その一つ一つに凄みを感じました。
襖が金色だったり水墨画があったり、孔雀とか虎とか松の木とかが見事な筆致で描かれていました。
それらに囲まれた部屋は凄いパワーの内包された空間になっていそうです。
迫力のある絵が多くて圧倒されて、お寺なのに美術館に来たような感覚でした。

30分ほどかけて巡り、最後にお庭の綺麗な枯山水を見て、入り口に戻ってきました。
満足して本堂から出て、少し歩いところに資料館がありました。
瑞巌寺の歴史資料が保管され展示してあるみたいです。
建物に入り地下の展示スペースを巡りました。

そういえばそんなに人が多くなくて良かったです。
混み合う時期はとても混むのでしょうね。
ゆっくり見られて良かったです。
伊達政宗の像とか、偉いお坊さんのアレコレが飾られていました。

そこも出て、トイレに行って、受付を通って有料スペースの外に出ました。
参道を通って最初の門のところまで戻りますが、中央の道ではなく向かって左の道を歩きました。
敷地内の端の壁は切り立った崖が一面に伸びていて、そこにたくさん洞窟が掘られています。
洞窟遺跡群というところで、石の洞窟の手前に仏像が鎮座していて、仏様がそこで修行をしているような格好で並んでいました。
あまり見たことがない光景で興味深かったです。
それを左手に見ながら進んで、入り口の門をくぐりました。

出たすぐのところにお土産屋さんがあって、そこを少し見ました。
帰りの新幹線までの時間は結構たっぷりありますが、まあこのへんにしておこうということで、松島を離れることにしました。
意外と遠い松島海岸駅まで歩いて、そこから仙台駅まで電車に乗りました。

15時前ぐらいに仙台駅に着いて、カフェで休憩することにしました。
駅構内のデパートの中の、バル&カフェみたいなお店に入ってコーヒーを飲みました。
ソファが浅くて背もたれが低くて座りにくかったです。
窓の外から仙台駅の屋外のスペースが見下ろせました。
改めて仙台駅は、とても栄えていて東京の都心部の街並みと変わらないなと思いました。
新宿や渋谷とは規模が違いますが、立川の方とかと似ているような感じでした。

15時半になり、カフェを出て新幹線の改札へと向かいました。
ネットで指定席を取ってあって、母のSuicaに紐付けしてあるので、二人とも改札をピッとやるだけで通れました。
ペーパーレスですね。

仙台駅から新幹線に乗る人は少ないみたいでした。
我々の乗ったやまびこの7号車にはほとんど他の人は乗っていませんでした。
新幹線が出発して、仙台の駅を離れました。
あっという間に福島駅に着いて、そのあたりから僕は目を瞑って寝ました。

どこかの駅で大量に人が入ってきて満席になりました。
周りはスーツのビジネススタイルの人ばかりです。
それもそのはず、7号車はワークシートでした。
座席でパソコンとかでお仕事する方が利用しやすい仕様になっているシートなのです。
もちろん、別にパソコン作業をしない一般の乗客も使っていいみたいなので、空席が多かったのでチケット予約していました。

僕たちの他にビジネススタイルじゃない人がいなかったので、ちょっと気まずい感じは感じていました。
周りからパソコンのカタカタの音がとてもよく聞こえてきて、変な空間でした。

2時間ちょっとで東京駅につきました。
ここから中央線に乗り込みます。
結構混雑していて嫌でした。
帰宅ラッシュの時間でした。
母は途中の駅で降りたので、混雑の電車内でバイバイしました。
僕はしばらく車内に残って自宅の最寄り駅へと向かいました。

最寄り駅へと着いて、あー帰ってきたなぁ、と思いました。
人混みから解放されてホッとする気持ちと、日常が戻ってくることの疎ましさを感じました。
家に着いて荷物を置いて、洋服は洗濯機に入れました。
食べ物が何もないので近所のスーパーに買いに行きました。

楽しい仙台旅行でした。
秋保温泉気持ちよかったです。
日本三景の松島も良かったし、国宝の瑞巌寺も良かったです。
初めての土地に行くのはやはり新鮮でワクワクしますね。
また近いうちにどこか、行ったことのない土地へ行きたいと思います。

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