矢野絢子さんのライブに行ってきました
何個か前のnoteで書きましたが、矢野絢子さんは僕が中学生ぐらいの頃からずっと大好きなシンガーソングライターさんです。
そんな矢野さんの「アルバムめぐりvol.8『いちばん小さな海』」というライブに一人で行ってきました。
矢野さんのライブ自体が初めてでした。
音楽ライブ自体あまり行かないので。
会場は学芸大学駅から10分ぐらいの、APIA40という地下のライブハウスでした。
あまり縁のない街だったので、迷わないようにスマホで地図を見ながら向かいました。
ああ、これから矢野さんに会えるのかと、とてもドキドキしながら向かいました。
会場の前の看板が見えてきて、カラーペンで書かれた「矢野絢子」の文字を確認した途端に思わず微笑んでしまいました。
本当にここでやるんだなぁ、と当たり前のことを感じていました。
矢野さんは僕にとって、とても身近なのに実在しているのかわからないようなお人でした。
テレビなどでその姿を見ことがないし、自分の周りの誰も矢野さんを知らないから、実体がなくて自分だけが知っている身近な人、みたいな、もう女神様みたいな存在だったのです。
そんな方のお名前が今ここにあって、だとしたら今この階段の下にご本人がいらっしゃるのかと思い、僕は会場の入り口前で深呼吸をしなければなりませんでした。
とりあえず看板の「矢野絢子」の文字を写真に撮りました。
ここからの空間全てが思い出になるしずっと記憶に留めておきたいものになるだろうと予想がつきました。
18時30分開場で、18時28分に着いたのですが、誰も並んでいないし周囲に誰もいませんでした。
もう入っていいのかな、こういうライブ会場あんまり来たことないからわかんないぞ、と半信半疑のまま階段を下り、開いてるドアから中を覗くと、とても素敵な空間が広がっていました。
すぐ左手にカウンターとその奥に厨房があり、右手奥がステージになっていました。その手前の客席には、ところどころテーブルも設えてあって、ゆったりと飲食しながらライブ鑑賞ができるようになっているようでした。
ステージにはグランドピアノが置いてあり、わあ、あそこに座るんだ、と胸が弾みました。
カウンターで予約の名前を告げて、ワンドリンクのカシスオレンジを頼みました。
ちゃんと、もう入ってよかったみたいです。
コップを受け取って振り返り、さてどうしようと迷いました。
どこに座ろうか。
僕はかなり早く来たみたいで、先に来ていたお客さんは二人ほどでした。
後ろの方で見ようかなと考えていたんですけど、その場に着くとどうせだったら近くで見たい、という気持ちが強くなりました。
そして一番中央の一番前の席に陣取りました。
テーブルも付いてる席で、椅子は3人で座るベンチタイプのものでした。でも案外柔らかくて座り心地が良くて、本当に良いライブハウスだなぁと思いました。
あとで知ったのですが、このAPIA40はライブハウスとしてオープンして今年で50周年だったとのことです。
凄い会場だったんですね。
テーブルにカシスオレンジを置いて周りを眺めました。
ステージの、向かってやや左寄りにグランドピアノがあります。
譜面を置く位置にマイクもセットしてあって、あそこに座って歌ってくれれば客席の方を向いてくれた時にガッツリ目が合うんじゃないか、目があったら恥ずかしいな照れちゃうな、とアイドルファンみたいなことを考えました。
いやいや、矢野さんはぼくのアイドルというより女神様なのです。
それがアイドルオタクっぽいか。
ステージの右側にはドラムセットもあり、壁にはギターがかかっていました。
矢野さんはピアノの弾き語りをされる方です。
バックバンドとか、セッションとかは無いような気がしてましたが、もしかしたらあるのかな、とか考えました。
僕が席についたあとから続々とお客さんが入ってきました。
28分に入れちゃったけど、やっぱりちょっとフライングだったのかなと心配になりました。
いやいや僕の前に入ってた人いたからね。
矢野さんが座るピアノの椅子の真横に位置する最前席がもう取られていたんです。
たぶんそこがベストポジションで、そこからなら演奏する矢野さんのお姿全身が間近で見られるから、もし僕が一番最初でもそこを取っただろうなぁと思いました。
僕の席はそこから3つ右にずれた位置です。
そういえば、ここだと矢野さんがピアノを弾いてる時の指の動きが全く見えないなぁと思いました。
次にライブに来る時はそれを考慮して席の位置を決めよう、ともう次のことを考えたりしました。
開演まで30分もあったので、僕はスマホでメモを打ちました。
この出来事はnoteに書こうと思っていたので、その場で見たことや感じたことや考えたことをメモに書きました。
いまそれを見ながらnoteを書いています。
そしたら思いの外長くなってしまいましたね。
次の日記に続きます。
まだ矢野さん出てきてないですからね。
このあと登場いたしますので。
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