女芸人No.1決定戦THEWの感想

女芸人No.1決定戦THEWの個人的感想について述べていきたいと思いますについて述べていきたいと思います。※女芸人No.1決定戦THEWの感想については随時更新

女芸人No.1決定戦THEW2017
※個人の感想ですのでご了承ください。

女芸人No.1決定戦THE Wの放送日や審査員・ルールについて

①放送日
放送日は12/11(月)20:00~22:54だがもともと日本テレビの月曜日は・有吉ゼミ・世界まる見え・深イイ話・しゃべくり007と視聴率的にも強く長年続いてきた番組が揃っていて他局に圧倒的な視聴率の差をつける曜日なので通常編成でも、また上記のどれかの番組のSPでも十分対応できたのではないか。THEWのような特番を放送するならば比較的視聴率が苦戦している(水)(木)にやってみても良かったのではないか。

②MC・審査員
MC:徳井義実(チュートリアル)、間宮祥太朗、水ト麻美アナウンサー。ゲスト審査員:柴田理恵、新川優愛、ヒロミ、生瀬勝久、吉田沙保里、若槻千夏

まずはMCだが女芸人の真剣勝負の舞台のMCとして「今からあなたを脅迫します」番宣要員?である間宮祥太朗はいらなかったと思う。どうしても真剣勝負特有の緊張感が無くなってしまう。次にゲスト審査員だがまずゲスト審査員にある程度お笑いを知っている人が「ヒロミ」くらいしかいない。もう少しお笑いを知っている上沼恵美子や久本雅美あたりを審査員に入れても良かったのではないだろうか。制作サイドがどう考えているのかはわからないがゲスト審査員の顔ぶれを見る限りは「THE W」は「M-1」のような真剣勝負の場ではなく「紅白歌合戦」のようなエンターテインメントの勝負の感じを目指しているのかなと感じた。

③決勝ルールが分かりにくい

女芸人No.1決定戦「THE W」の決勝には10組が出場。決勝ルール(1対1の対戦方式で勝った5組が最終決戦に進出)。最終決戦は5組がネタを行い一般審査員とゲスト審査員の得票数の一番多かった人が優勝となる。上記の通り非常に分かりにくい決勝ルールとなっている。基本的にはM-1のような得点勝負の方がよいと思う。もしくは逆に5組1グループで2グループ作りそれぞれで得票数が一番多かった2組での最終決戦という形の方が良かった気がする。賛否両論だった女芸人No.1決定戦THE Wが2018年も開催へ

女芸人No.1決定戦THE W一回戦

第1試合(はなしょーVSニッチェ)・・・全力でコミカル少女・・・はなしょー(×)116票、ネタで売れたい人気者・・・ニッチェ(○)285

「はなしょー」は自分たちの容姿をネタにした青春コント。他の女芸人もやっているのをよく見るような設定で、設定自体に新鮮味がなかった。「ニッチェ」のコントもよく見かける設定ではあったが、「はなしょー」と比べると声量・キレがあり、芸歴の差を見せつけたかなと思う。得票数・勝敗に文句なし。

第2試合(アジアンVS紺野ブルマ)・・・復活!ナニワの女流漫才・・・アジアン(○)300票、小悪魔系ネタ職人・・・紺野ブルマ(×)101票

「アジアン」は正統派の漫才で、婚活の為活動休止していたとは思えないほどの実力をみせつけた。個人的には女芸人の中でもトップクラスの漫才師であると思う。「紺野ブルマ」のネタは初めて見たが面白かったと思う。しかしピンであるが故の限界も感じた。「紺野ブルマ」のネタに冷静につっこむだけの相方がいたらもっと笑いが取れていたのではないだろうか。「アジアン」と「紺野ブルマ」の勝敗を分けたのは『ツッコミがいたかどうか』これに尽きると思う。

第3試合(中村涼子VS牧野ステテコ)・・・負け組からの逆襲・・・中村涼子(×)190票、どん底からの脱出・・・牧野ステテコ(○)211票

「中村涼子」は幽霊との恋愛というちょっと変わったストーリーで、設定的にも声量的にも良かったと思うが、もう少しネタ中に緩急?というか変化があれば、さらに大きな笑いになっていたのではないだろうか。一方「牧野ステテコ」のネタはすこし前でいう「にしおかすみこ」や「まちゃまちゃ」のネタに近い感じがした。「中村涼子」の方が単純な笑いの実力はあるのだろうが、審査員の印象に印象に強く残ったのは「牧野ステテコ」だったことが今回の結果に影響しているのではないだろうか?

第4試合(まとばゆうVS押しだしましょう子)・・・狂い咲きピアニスト・・・まとばゆう(○)286票、鳥取市役所勤務・・・押しだしましょう子(×)115票

「まとばゆう」は映画・ドラマの説明を曲にあわせて手短にまとめるというネタで、ネタとしては非常にわかりやすく誰にでもわかる笑いだったと思う。「押しだしましょう子」は素人なだけあり、芸人がやらないようなネタで新鮮味はあった。しかし、全体的に実力不足感が否めない。個人的には、この第4試合が一番レベルの低い争いをしてしまっていたと感じる。

第5試合(どんぐりパワーズVSゆりあんレトリィバァ)・・・合計200KG・・・どんぐりパワーズ(×)56票、売れっ子の本気・・・ゆりあんレトリィバァ(○)345票

「どんぐりパワーズ」は2人共太っている体型を生かしたネタ。2人共太っている女性コンビは少ない為、そこに目を付けたことは良いと思うが出てきた時がピークでオチが弱いのが気になった。「ゆりあんレトリィバァ」は対戦相手が同じような体型の「どんぐりパワーズ」であったので戦いにくさもあったと思うがやはり売れているだけあってネタの面白さはピカイチだと思う。女芸人の中だけではなく男芸人を含めてもピンネタの面白さはトップクラスでこれだけの大差がついても文句はない。

女芸人No.1決定戦THEWの視聴率と出演者一覧

女芸人No.1決定戦THEW決勝戦

ニッチェ※第1試合(VSはましょー・285票獲得)・・・「ニッチェ」の最終決戦のネタは親子ネタ。ネタ自体がほんわかする気持ちになるようなネタなのでたいして大きな笑いは起こらなかった。何故、最終決戦にこのネタを持ってきたのか。このネタを持ってきた辺りが、優勝を本気では目指していない。どこかすでにテレビで売れているコンビの余裕が見えた。

アジアン※一回戦(VS紺野ブルマ・300票獲得)・・・最終決戦の感想:「アジアン」の最終決戦のネタは一回戦と同じく正統派漫才。個人的には一回戦のネタの方が面白かったと思うがそれでも十分面白い漫才だっただけにもっと票数を取っててもおかしくない。一回戦と最終決戦のネタが逆であればもっと良い結果になった可能性も。

牧野ステテコ※一回戦(VS中村涼子・211票獲得)・・・最終決戦の感想:やはり「牧野ステテコ」のネタはすこし前の「にしおかすみこ」や「まちゃまちゃ」のネタに近い。キャラは確かにインパクトがあるが肝心なネタの中身の部分がまだまだ弱いかなというのが正直な感想。キャラはなかなか濃いので今後深夜バラエティー中心に出演が増えていく可能性は大いにある。

まとばゆう※一回戦(VS押しだしましょう子・286票獲得)・・・最終決戦:「まとばゆう」はネタの形を1回戦と少し変えて最終決戦に臨んできたが、1回戦よりもピアノの実力がより目立って肝心の笑いの部分がまだまだ弱いかなという印象を受けた。「まとばゆう」のネタ自体の構成が単調な為、短い時間(1分)の方が向いている。

ゆりあんレトリィバァ※一回戦(VSどんぐりパワーズ・345票獲得)・・・「ゆりあんレトリィバァ」の最終決戦のネタはドラえもんで日頃の不満と解決方法を喋るというネタ。一回戦よりも最終決戦のネタの方が個人的にはより面白かったと思う。ピンでこれぐらい笑いを取れるのは女芸人の中ではNo.1!なかなか男芸人でもいないと思う。それくらい良い出来だったのではないか。

女芸人No.1決定戦THE W最終決戦(結果)

1位(201票)ゆりあんレトリィバア
2位(89票)牧野ステテコ
3位(47票)アジアン
4位(33票)ニッチェ
5位(31票)まとばゆう

ゆりあんレトリィバァが2位に大差をつけての優勝。ゆりあんレトリィバアのネタの面白さは断トツだったので、この結果に文句はない。それよりも2位が牧野ステテコという事に正直驚いた。現在は「正統派漫才」よりも「キャラ芸」の方が好まれるという事なのだろうか。確かにインパクトはあったが。最後になるが女芸人No.1決定戦THE Wは放送後SNS等で色々と批判されてはいるが視聴率もまぁまぁとっているようなので内容等の改良をして来年以降も続けてほしい。

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