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OBSのマイク音量を大きくする方法
下記の記事で初心者向けのマイク設定一般を紹介していますが、今回はマイク音量に特化した記事です。音量が小さくて声の聞こえない配信は誰も見ないので、まずはしっかり音量を設定しましょう。
適切な音量
音量を設定する前に、まずは適切な音量を知る必要があります。
正直、音量にはいろんな基準があるので、これといった正解は難しいのですが、私は話し声でOBSの音量メーターが-7db(メーターの赤い部分)になるくらいをおすすめしています。
配信音量がCMや別の配信の音量に負けているのはデメリットが大きいので、配信における音量はメーターの赤い部分に入れるものと思っておいてください。
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LUFS
db(この場合のdbはdBFS)とは異なる、LUFSという音量の単位があります。dBFSは純粋な信号の大きさですが、LUFSは人間の感覚に合わせた補正がかかっています。
細かいことはともかく、YouTubeでは音量が約-14LUFSを超えると、音量を小さく再編集されるノーマライゼーションという処理がかかることがあります。Twitchにノーマライゼーションはありませんが、他のプラットフォームでもノーマライゼーションがかかる場合があるので、覚えておくとよいでしょう。
ちなみに話し声をOBSのメーターで-7dbに設定すると、だいたい、この-14LUFSくらいになります。
マイク位置を口に近づける
基本的なことですが、マイクを口に近づけることで、無料でほぼデメリットなく音量を大きくすることが出来るので、音量が小さいと感じた場合はまずここから見直しましょう。マイクアームなどを活用して位置を工夫するのもよいです。
マイクが口に近いと、吐いた息がマイクにかかってボフボフといった音が乗る場合があるので、その場合はポップガードを追加しましょう。
オーディオインターフェイスの設定
オーディオインターフェイスの設定はオーディオインターフェイスごとに異なるので、説明書を読んで行いましょう。
今回はAG03で音量を大きくする場合での設定を、例として挙げておきます。この設定で音量が足りない場合は、次に挙げているゲインフィルターの追加などの方法を試してみましょう。
ボリュームフェーダー: 太線の位置
ゲインつまみ: 3時の向き
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特にボリュームフェーダーは通常太線までで使用するもので、太線以上に上げるのはあまり推奨されません。ゲインつまみはマックスまで上げても基本的に問題はないですが、ノイズが乗っていないか確認しながら上げていきましょう。
ゲインフィルター追加
ゲインフィルターとはOBS側で音量を上げるためのフィルターです。ここまでの設定でも音量が不足している場合には、OBS側にゲインフィルターを追加しましょう。
特にダイナミックマイクではマイク自体が持ってる音量が小さいので、ゲインフィルターを追加しないと音量が足りないことが多いです。
ゲインフィルターの追加方法
OBSの音声ミキサーのマイクの左側の「︙」をクリック
「フィルタ」を選択
開いたウインドウの左下の「+」をクリック
ゲインを選択
フィルタの名前はお好みで
ゲインのバーで音量の大小が調整できます
この方法では最大で30dbまで音量を大きくすることが出来ますが、この方法では音量を上げるほどベースのノイズも増幅されてしまうので、ノイズとのバランスを確認しながら設定しましょう。ここにノイズゲートやノイズ抑制のフィルターをさらに追加して、音量を上げつつノイズを抑える方法もあります。
マイクプリアンプ追加
マイク側に音量を増幅するマイクプリアンプを追加します。
この方法はノイズを少なく音量を上げることが出来ますが、安いもので1万円くらいのマイクプリアンプを別途購入する必要が出てきます。また、マイクプリアンプが電力を必要とするので、ファンタム電源が出力出来るオーディオインターフェイスが必要になってきます(マイクプリアンプに電源が内蔵されている製品もあります)
まとめ
マイクの音質は、こうすればよくなるという絶対的な基準がありません。
音量の大小やフィルタの設定など、問題に応じて設定する必要があります。一度設定したからといって安心せず、定期的にアーカイブなどで自分の音質を確認する癖をつけましょう。
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