Tatata64ビルドガイド
ビルドガイドですが、こちらのキーボードは販売はしていません。
個別に欲しい方がいらっしゃった場合、連絡していただけましたら基板とプレートをお譲りすることはできます。連絡手段はXのDMとか、コメント欄とか適当な感じで。
キーボードについて
60%64キーのChoc V1対応のキーボードです。物理レイアウトは固定。VIAに対応しています。
Choc V1スイッチのサイレントタイプが出ると聞いてよろこんで設計したんですが、いつになっても出ません(2024年2月に出るという話を聞いたので設計したのですが、いまだ発売せずにやっぱり4月末に出るという話になっています)
注意事項
時間があるときなら返答しますが、基本的にはビルドガイドと基板&プレートの譲渡以上のサポートは期待しないでください。
キット内容
キットと言うか自分が使って残ったプレート類です。
基板: 1枚
スイッチプレート: 1枚
キット以外の必要部品
ボトムケース: 1個
なんらかの方法で印刷する必要があります。関連データからGitHubに飛んだ先にあるtatata64 v1.stlというファイルがケースデータです。私はJLCPCBのImagine Blackで印刷しました。
RP2040-Tiny開発キット: 1セット
国内では割と調達手段が乏しく売り切れがちですが、いくつかのサイトで販売しています。もしくはAliExpressなら手に入ります。
ダイオード(1N4148): 64個
自作キーボードで使われる標準的なスルーホール用ダイオードです。遊舎工房で買えるはず。
M2スペーサー(円筒形) 4mm: 6個
これも遊舎工房で。廣杉計器などでも。
M2ネジ: 16個
表側用6個が長さ3mm、裏側用6個が4mm、アダプタ基板用4個が5mmで私は作りましたが、つけばなんでもいいと思います。表側につくのは黒いほうが目立たなくてもいいかも?これも遊舎工房にあります。
M2ナット: 4個
アダプタ基板固定用。遊舎工房にもありますが、ミニ四駆用とかでもいけます。
クッションゴム: 4個
好みで。私はリンクのものを使っています。
キースイッチ: 64個
お好みのChoc V1スイッチ。
Choc V1用キーソケット: 64個
ソケットなしでも組み立て可能です。
Choc V1用キーキャップ
Choc V1用のキーキャップなら大体どれでもOKですが、スペースキーの3UサイズはおそらくChosFoxのセットにしか入っていないかも。
Choc V1用スタビライザー
2Uサイズが3セット、3Uサイズが2セット必要です。2Uサイズは遊舎工房やTALP KEYBOARDなどで入手可能なのですが、3UサイズはChocFoxサイトしか私は購入先を知らないです。
または同径の針金を購入して自力で3Uサイズに曲げる選択肢もあります。
必要工具
ニッパー
ダイオードの足を切るのに使います。
ハンダゴテ
ハンダ
精密ドライバー
表と裏から締め付けたほうがしっかりするので、2本あるといいです。
マスキングテープ
ダイオードをハンダ付け前に固定するのに使います。
マッキー(任意)
基板の断面の白っぽい部分を塗る用。任意。
組み立て手順
スイッチプレートの側面を塗る
プレートの側面を塗る派閥ではなかったのですが、ケースの隙間から少しだけ白っぽいのが見えるのは不格好なのでこのキーボードでは塗りました。マッキーでいいです。
マイコンを取り付ける
1ヶ所ランドに予備ハンダをしてやって位置決めをすると楽です。向きに注意。
ダイオードを取り付ける
なくても出来ますが、リードベンダーがあるとダイオードの足を均一に曲げられて便利です。基板の表裏、ダイオードの前後を間違えないようダイオードを差し込んで配置しましょう。ダイオードのマークがある面にダイオードを取り付けます。
ダイオードをハンダ付けする
まず、ダイオードが浮かないよう、ダイオードの上からマスキングテープを貼って押さえます。基板を裏返し64個すべてのダイオードをハンダ付けします。ハンダ付けが終わったら飛び出している足をニッパーで切断します。
スイッチソケットをハンダ付けする
片側のランドに予備ハンダをしてから取り付けると楽です。逆向きでも機能しますが、いちおうソケットには向きがあるので、シルクの形に合わせて取り付けましょう。
スタビライザーを潤滑する(オプション)
必須ではありませんが、スタビライザーは潤滑することをおすすめします。
プレートにスタビライザーを取り付ける
下からはめ込みます。MX用のスタビライザーと違って、スタビライザー単体ではバラバラになってしまうので少しめんどくさいです。
基板とプレートとスイッチを組み合わせる
自分でもあんまり正解がわかってないんですが、プレートにスイッチをはめ込み、プレートごとスイッチを基板に差し込むか、スイッチを1個ずつプレートと基板に差し込むかのいずれかの手順で組み合わせていきます。
MX系のスイッチと違ってプレートにはまる爪が折れやすいのに、爪が折れるとスイッチがばらばらになるので、丁寧にやりましょう。
ケースにスペーサーとアダプタ基板を取り付ける
スペースの都合でアダプタ基板を取り付ける際にナットを押さえるのがかなり困難です。力のかかるところではないので、程々に締まったら諦めていいと思います。スペーサーも最後に増し締めをするので、ほどほどに固定できていれば大丈夫です。
ちなみにプレート厚1.2mm、スペーサー長4mm、ケース下面厚2mmで計7.2mmなので上下ともに4mmのネジを使うと締まりきりませんので注意です。
アダプタ基板とマイコンを接続する
接続ケーブルの表裏に注意して取り付けましょう。私は壊したことはないですが、ヒンジ部も弱いらしいので気をつけて。
ファームウェアをインストールする
USBでパソコンと繋いで、アダプタ基板のBOOTボタンとRESETボタンを同時押しします。同時押しすると新しいドライブが認識されるので、そこにGitHubからダウンロードしたtatata64_via.uf2ファイルをドラッグアンドドロップします。
基板とケースをネジ止めする
接続ケーブルに負担がかからないように基板アッシーとケースを合わせてネジ止めします。ネジ止めが出来たら両側からドライバーを使って増し締めするとしっかり固定できます。
キーキャップを取り付ける
キーキャップを取り付けます。
キーマップをカスタマイズする
VIAに対応しているので、デフォルトのキーマップから変更したい場合は下記リンクからサイトに行って設定してください。設定の際にはJSONファイルをGitHubからダウンロードして読み込ませてください。
完成
完成したらどっかで報告したり、SNSでドヤったりしてくれたらうれしいです。
使用上の注意
特に思いつかないですが、思いついたら追記するかも。
関連データ
おわりに
分割キーボードとかカラムスタッガードとか変わったキーボードが使いたい気持ちもあるんですが、タイピングもしてゲームもしてってなると結局、普通のロウスタッガードが無難だなーってなってます。
カーソルキー付きはこだわり。
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