SS1-2 プレイレポート
■奴隷商人
街で情報収集したところドッグウェイの海岸沿いにある酒場に奴隷商人が現れるという情報を入手。
シティウォッチ(警察みたいなもの)とはPCの名声もPLの出目も低くあまり交渉はうまく行かなかったもののタワーガールは最近本部を移した話やフェンスター・ザ・ブライトなる人物がナターリアの場所を知っているかもしれないと、彼の住んでいる倉庫を教えてもらう。
とりあえず奴隷商人が気になる為、夜をまって噂の酒場へ向かう。
そこは既に酒場として使用されておらず、中は真っ暗だったが、しばらくまつと中で明かりが灯る。
中にいるのが奴隷商人だろうか。
入口には鍵がかかっている為、おもむろに鎧を抜き出すシアン。
いくら鎧ペナが重いからって明らかに中に敵がいるのに鎧を脱ぐとかよほど死にたいのだろうか。
中にはいたのは中々に気品のある服をきた男一人だった。
シアンが踏み込むと会話もなくすぐに戦闘。むしろ相手は誰かが来るのをわかっていたかの様。唯一の誤算は侵入してきた人数が多かったことか。
挨拶代わりのマジック・ミサイルをシアンに撃ってから、どうみてもヤバそうなサクラへカラー・スプレー。一度はセーヴに失敗するもヒーロー・ポイントを使って再セーヴ。
ソーサラー相手に接近戦へ持ち込むことに成功するもいかんせんサクラ、シアンの出目が悪く全く当たらない。それに対して防御的発動から的確にマジック・ミサイルを当ててくる。
とはいえやはりソーサラーひとりではどうにもならず、最後はシアンが非致傷ダメージで気絶させ、無事生け捕りにし話を聞くことに。
この男はプラチバーチ・ドミレスといい、奴隷商人の噂を流し、その噂を聞きつけた血気盛んな新人パスファインダーを捕らえて身代金を得ようとしていたようだ。そしてアスピス財団のマグニマール支部に認めさせたかったようだが、いくらなんでも計画が杜撰すぎるだろう。金を払って噂を広めるくらいなら護衛も一緒に雇うべきである。なお、いい服を着ていたのは貴族の洗濯物から盗んだらしい。
ナターリア失踪事件とも全く関係がない様でとんだ無駄足だったが、被害を未然に防いだことで多少シティウォッチの印象もよくなったようだ。
■フェンスター・ザ・ブライト
翌日、改めてフェンスター・ザ・ブライトへナターリアの情報を聞きに行くことにした。
話に聞いていた倉庫へ向かうと汚いタンスの前面に「LEEV A GIFT AND WATE OUTSID」と書かれてあり、その前にはブリキの皿が置かれている。これはシナリオの誤字ではなく恐らく教養の無さを表したのだと思われる。
倉庫の前でガヤガヤしているとフェンスター・ザ・ブライト本人が出てくるが、貢物がない為、当然話を聞いてくれない。
しょうがなく80gpほど払って話を聞くと以下のことを教えてもらえる。
・タワーガールの今のアジトの大家は自分である
・最近タワーガールがそのアジトに戻ってこない
・ナターリアはこの近くにある小屋にいる
・ナターリアは人目につかないようコソコソしている
見捨てられたというかタワーガールに良いように利用されただけのフェンスター・ザ・ブライト。とりあえず、そのナターリアがいるという小屋へ向かうことに。
■ナターリアの隠れ家
小屋にこっそりと近づこうとするも全員の〈隠密〉が高いとかそんなことはなく、見張りと思わしきチンピラが2名出てきて戦闘となる。
いかにも頭悪そうなチンピラだがアトリアのデイズに耐え、シアンのコマンドにも耐える。そしていつも通りサクラの攻撃が当たらず、逆にチンピラの反撃でアトリアが気絶。
その後的確にダメージを与え続けるポーレル(!)と一度でも当たればダメージがでかいサクラの攻撃により苦戦するもチンピラを撃退。
ただこのパーティの前衛の出目の悪さは先が思いやられる。(ファイターのカリバーンが比較的不在が多い為)
ふんじばって話を聞くも金で雇われただけで詳しいことは知らず。ナターリアを保護しにきたというシアンに可哀想なものをみる目を向けながら、小屋の入口を教えてくれたり、武器はちゃんと装備しないと意味がないことを教えてくれたりいいチンピラなのかもしれない。まぁもらったお金の分は仕事したし後は知らんということだろう。
小屋は随分と使われていなかったのか床は陥没しており下水から流れる水で水浸し状態。二階もあるが、こちらも一部を除いて柱しか残っておらず、その柱も時間と腐食によりいつ折れてもおかしくないような状態だった。
確かにこんな小屋に人が住んでいるとは思えず、隠れ家とするのにはうってつけなのかもしれない。
下水から流れ出た水は当然汚く、触れたものは頑健セーヴを落とすと汚染熱に冒されてしまう。とはいえ、見張りがいたことからもナターリアがここにいるのは間違いない為、隣の部屋に架かっている板の橋を渡っていくと3人目のシアンが乗っかった瞬間重量オーバーで折れてしまい、次々と汚染水に浸かり汚染熱に罹っていく一行。いや普通にどう考えても複数名で乗ったら折れるだろうに……。
さらに畳み掛けるさまに住み着いていたゴブリンが落ちたものに対して弓で攻撃をしてきた。ナターリアの隠れ家になぜゴブリンがいるのだろうか。
たかだかゴブリンだが、足場も出目も悪く、下水管のほうからもゴブリンの増援がやってきて前衛と後衛が分断され乱戦になる。
シアンは何度も〈登攀〉に失敗しゴブリンの元までたどり着けず、サクラは攻撃が当たらず、ポーレルは何度もクリティカルするもスニークがないと非致傷ダメージしか入らないと大苦戦。やはりカリバーンがいないと……。
やっと殲滅したときには心身ともにボロボロだがこれで一度帰ったりなんてしたらナターリアを見失ってしまう為、覚悟を決めて奥へと進む。
続く