
M-1漫才、令和ロマン、バッテリィズ、審査員若林、
オードリーファンとしては、特番が多い今週、書きたいことが多すぎて間に合わない…
若林正恭、審査員への葛藤

相談?そんなもんしてたら審査員なんてやってられねぇよ。そう、若林さんはひとり腹をくくった。これまで大会での審査員経験はゼロ、唯一の経験は「仮装大賞」。ちなみ仮装大賞の審査ボタン2個。
相方・春日には安定の黙って挑むというストイックさ。だけど、やっぱり春日の反応も気になって「オードリーとして大丈夫だった?」と問う。それに対して「大丈夫よ!いけいけ行け!」と思った春日。お互いハスることなく真っ直ぐ思いを伝え合う。ハスりのオードリーからすると、なんとも微笑ましくグッとくる。annkwを聴いててニタニタしてしまう。
令和ロマン、二連覇という異次元の偉業

二連覇ってだけでスゴいのに、そこには「自分たちを超えなきゃ評価されない」という、前回王者ならではの地獄のプレッシャーもあっただろう。そんな中で「M-1を終わらせにきた!」と宣言するメンタルの強さ。ヒールを演じながらも大会全体を盛り上げる視点、並大抵の胆力じゃないよ。
で、本当に優勝しちゃう実力。ヤバない?きっと「渡辺」より最強。そして優勝直後、くるまが見せた涙、本人も予期せぬ涙が人間らしくて感動的。ずるない?全部、もってくじゃん!
あとケムリかわいい。令和ロマン、二重三重に味わい深い。もっともっと褒められていい。
バッテリィズ、わくわくするバカ登場

今回のダークホース、「バッテリィズ」。
その漫才は、バカっぽいのに芯を食いすぎて正論に聞こえるという魅力。
この「バカっぽい」がキャラ設定ではなく、ガチなのがまた良い。結果発表前では、真空ジェシカと令和ロマンがファイティングポーズの「グー」を出す中、エースだけが「パー」を出すという本物っぷり。「そりゃグーが続いたらパーで勝つでしょ」という、ピュアすぎる正論。この類まれなる本物さ(ピュアなバカ)が漫才に落とし込まれてるから面白い。
そしてこの「稀な個性を活かす漫才スタイル」は、春日の人間性を活かしたオードリーの漫才と通じる部分を感じる。若林さんが寺家さんの「漫才のリズムキープ」の妙さに注目して拾いあげたり、シンパシーを感じたのかな、と1人勝手に納得してました。
2008年組、歴史の交差点

2008年のM-1決勝に残った3人――若林(オードリー)、石田(NON STYLE)、塙(ナイツ)が、今度は審査員として並ぶ(笑い飯哲夫さんも2008年ファイナリスト)。この時点で泣けるのに、さらにこのラインナップに「すごいじゃない」と呟く山里亮太も並ぶ日が来るんじゃないかと考えると、ドラマは続く予感。M-1、やっぱり歴史の積み重ねがエモい。
第二子誕生、発表の場は「スクール革命!」
そして若林さん、第二子誕生を「スクール革命!」でさらっと発表。相方・春日は当然知らされておらず「絶対ここじゃないだろ!」とツッコむ始末。普通なら自分たちのラジオで発表しそうなものですが、若林さんいわく「スクール革命のほうがレギュラーが半年早く始まったから」。一番長く続くレギュラー番組への恩返し、若林さんなりのボケと美学が優しい。おめでとう!