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地味パパと大谷翔平と失敗を笑う男annkw20241123
アンパンマンミュージアムにいたパパたちの服装が無地な服装しかいないことに対して、「パパさん集合ー!好きな服、来てる奴いるかー!」と言いたい無地な服装を着ている若林さん。
パパたちが地味になっていく理由
結婚して子どもが生まれてから、自分の服装が地味になった気がする。私もアンパンマンミュージアムにいたら若林さんから集合をかけられていたはずだ。なぜならクローゼットには白や黒の無地のTシャツばかりで、「一人オセロ渋滞」をしている。
でも、これは私だけじゃないはず。世の中のパパたちも、なぜかモノトーン化していく。20代の頃は、それなりにオシャレをしていたはずなのに。
理由を考えてみた
お金の優先順位
自分のためにお金を使う余裕が減った。お金が個人から家族のワンチームのお金として捉えるようになったから。生活スタイルの変化
子どもが生まれると、生活の中心は完全に子どもになる。平日は仕事、休日は子どもと遊ぶ時間。出かける場所も変わる。オシャレなカフェより、広いイオンモール。表参道より吉祥寺。生活がカジュアルになれば、服装も自然とそうなる。実用性の重視
公園に行くならジャケットよりパーカー。汚れても気にならないユニクロ様が主力として活躍する。
それでも不満はない
地味な服装になったことに対して、特にマイナスな感情はない。むしろ、ブランド服を着て街を歩くより、娘がブランコで爆笑している姿を見る方が豊かに感じている。洗練された男は、アクセサリーに頼らない無課金おじさんのことをいう。
「好きな服を着ているかー?」と問われたら、「それなりにー!」と大きな声でアンサーしたい。それが今の自分にとってちょうどいいから。
あと一つ言いたいのは、自分の事を棚に上げて言う若林さんだから、言う権利があって、最高ってこと。
若林さん、西川でマットレスを買う
腰痛に悩む若林さんが、新しいマットレスを求めて老舗家具店「西川」を訪れた。ここで出会った店員さんは、やたらと「大谷翔平も使っているマットレスですよ!」と強調してくる。
若林さんとしては、「番組での縁や、祖母が愛用していたから西川を選んだ」という背景があり、大谷翔平の流行に乗ったわけではないことを誤解されたくなかった。ただ、ここで一つ問題が。
被っていた帽子がドジャースのものだ。
店員さんに「大谷翔平ファンだから西川を選んだ」と思われても仕方がない状況。しかし、この帽子も実は違う理由で選んだものだった。大谷翔平ではなく、ラッパーのケンドリック・ラマーに憧れて買ったものだ。
誤解されるアンジャッシュ的すれ違い
当人同士は至って真面目なのに、噛み合わない心のやりとりが生まれてしまう。まるでアンジャッシュのコントのような状況だ。それ自体は笑えるけど、相手に誤解されていると感じると、やっぱりストレスになるよな。
例えば、私も時々こう言われることがある。
「にこにこしているけど、実は腹黒いんでしょ?」
なんというひどい話だ!この爽やか中年を捕まえて、そんなレッテルを貼るなんて。それでも表向きは「いやいや」と笑顔を返しているけれど、内心は複雑な気持ちになる。
誤解を解くのも面倒だけど、ほっとくとそれが定着してしまうのも悔しい。こういうすれ違い、笑い話で済めばいいけれど、実際にはちょっとした心の棘になっている。長ネギでスネをフルスイングしてやりたい。
失敗した人が好きな春日
失敗が愛おしい理由
自分でも思うのだが、どうも私は失敗した人が好きらしい。いわゆる「春日」や「ナダル」みたいな枠の人間だ。もちろん、誰かを嘲笑するような笑いは苦手だが、本人の意図していないところで出る天然の失敗には妙に惹かれる。
マッチョ体型に憧れて、半年ほど体を大きくする努力をしていた同僚がいる。しかし、彼が辿り着いたのはマッチョではなく、ただの肥満体。
この話を聞いたとき、つい爆笑してしまった。
なぜなら、彼のデスクに飾られているアメリカのボディビルダーの写真が丁寧なフリになっていたから。
こういう失敗には、なんとも言えない愛おしさと切なさがある。真剣だからこそのズレが、いいスパイスになっていて、とても美味しい。