見出し画像

言いたいことも言えないを言う方法

ピカソがこんな事、言うてましたわ。

「何を描きたいかは、描き始めなければ分からない」

ピカソ名言

あいつって、そう言うとこあんのよ。
普段、わけ分かんない絵ばっか描いてるくせに、急に確信ついてくる、そう言うとこあんのよね、ピカソって。

でも確かにその通りで、自分が何を求めているかを知るには、とりあえず始めてみることで答えに近づくことがある。ただ、それは言うの易く行うのは難し。中性脂肪の数値を下げることくらい難し。

思考は、とっくに飽和していて結論もほぼ出てる。これ以上、考えたところで、先に進めない。それも分かっている。モナリザが綺麗なセンター分けくらい分かっている。

あとは、行動に移すだけ。
だけど、できない。
なぜか?

考える方がイージーだから。考えているだけならリスクがないから。

仮に、自分と同じような考えたことを他の人が実行して失敗したら、「だから、やめておけば良かったのに」と言い訳が言える。

仮に、自分と同じような考えたことを他の人が成功したら「ほら!私の考えは正しい」と美味しいとこだけ言える。

行動に移せば、良くも悪くも結果がついてくる。
やってみて無駄になる、失敗を恐れる。やっぱり出来ないんだと自分に言い訳が言えなくなる。人は得をしたいという気持ちよりも、損をしたくない気持ちが強い生き物だから、逃げ道の確保を怠らない。

自分では考えているだけで、他人の行動にコメンテーター風情で好き勝手いう人間が多いのは、そのためだ。

ただそれって、結果的に自分の人生の損になる選択をしてしまっているように思えるのは私だけだろうか。

考えだけで行動に移せないのは、失敗のリスクはないけれど、自分の経験値や立ち位置は何一つも変わらない。恋愛リアリティーショーを1話から3話観終わった状態と一緒で、何も変わっていない。何をもって失敗のリスクとするのか。

私もnoteを書き始めて、何を書きたいのかアウトプットしたいのか分からなくなる時がある。ただ、書き始めたら「あぁ、私はこんな風にこの時、感じたのか、だから、こうしたいのか」と自己対話のような発見がある。

頭の中だけでは、分かったようで分かっていない。浅瀬で潮干狩りのような思考だけど、紙に書き出したり文章にすると、もう少しだけ深く潜れる。そこには、アサリやナマコだけでなく、別世界が遊泳している。息が続く限り潜ってみても面白い。

ここまで言ってるいると「考える」ことへの批判に受け取る人がいるかもしれないが、そうではない。むしろ私は考えることが好きで考えるとこ止まりの男でもある。

ただ、「行動」に移すことで思考を巡らすキッカケや頭の中だけではない自分を知れることも知っている。だから、今もとりとめもない頭の中を書き出しているわけ。

その結果、今回は、書き始めても何が書きたかったのか分からない結論にたどり着いた。

万能ではない。
どんな方法にも、完全なんて存在しない。

描き始めれば分かるって言ってて、これよ。
ピカソって、そう言うとこあんのよ。

あと全然関係ないけど、ピカソの奴、こんなことも言ってた。

「女性には2種類しかない。
「女神」か「都合のいい女」かだ。」

ピカソの名言・格言23選

ほぼローランド

いいなと思ったら応援しよう!