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母なる水

子供の頃、確か幼稚園生程の頃。
親子でハイキングに行きました。
記憶が不確かな部分も多いのですが、夏休みで。
とても暑いなかのハイキングでした。

親に連れられて、山の中の道をひたすらに歩く。
夏なので、虫もよく飛んでいましたし
私にとっては楽しくないお出かけとなっていました。

ぐずり始めた私を励ましながら、何とか
目的地のキャンプ場に(跡地)到着。

宝達山、と言う山に私は居ました。
道中泣いたりおびえたりと、疲れていた所で
確か、キャンプ場内でだとは思いますが
水を飲んだのを覚えています。

あまい!

その頃の私は生きる事にどうにも
後ろ向きで、食事もする事が嫌いで
何かに怯えてるように生きていました。
初めての事でした。

水を甘いと感じるなんて。
不思議と嬉しくて、家に帰ってからも
宝達山の水は甘い。その上おいしいのだと
祖父母や家族に話していました。


今でも、水とお米に関しては少しだけ
味にこだわる部分もあります(^^)

どこのお話かと言いますと、石川県のお話でした。

お読みくださいましてありがとうございました。

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聲樹(しょうじゅ)
書く事は生きる事、これからも自分なりに書き続けていきます。いただいたサポートはこれからの自分の心の充実のために、ありがたく使わせていただきます。