ハリウッドザコシショウ単独の感想
2022/8/7 ハリウッドザコシショウの単独ツアーに行ってきた。
ドキュメンタルのファン感謝イベントとDVD第3弾収録ライブ以来なので
生でシショウを拝見するのは3回目。
今回全部で追加公演も含めて東京・大阪・静岡合わせて全部で6か所。
自分が観覧させてもらった公演のツアータイトルは
「優秀ザコシの劇場版 珍棒じらがのオションベン」
正直チケットをセブンイレブンで発券する時の恥ずかしさったらなかった。
でも元々はお客さんに嫌がらせしてやるつもりでネタを披露して、今の芸風に繋がっているとの事だから、完全に思惑通り。
この時からもうシショウの単独ライブが始まってんだなと思った。
でもこんな一見ふざけ狂ったタイトルでもシショウの中ではちゃんとこだわりがあってキチンとぶれずに一貫したテーマのまま突き進んでる証明みたいなもんで。
今回の単独公演の一番最初のあいさつでは
「ハリウッドザコシショウ単独公演!JUMP!とか付けたらアイツひよったなって思うでしょ!?」
って言っててあー確かに!と思ってしまった。
タイトル発表前にも散々事務所とやりあったらしく
「珍棒仕掛けのオションベンだと"時計仕掛けのオレンジ"まんまやろって言われたんで"珍棒じらが"にしたら[オッケーー!!]だって!!どういう基準やねん!よりグロくなってるやろ!」
と、何かどっかのバンドでも曲タイトルで事務所からオッケー出なくて~みたいな話聞いたことあるなあと思った。
メジャーになって、インディーズとの境目のギリギリを攻めるのは芸人さんもバンドも同じでそういう所で戦って貫く姿勢を持っているアーティストにこそメチャクチャドキドキできる。
むしろそれぐらいじゃないと物足りなくなってしまった。
「お行儀よくキレイに終わるエンターテインメントに金なんか出したくない。可愛いウサギじゃなくて猛獣が観たい!」
観に来る人の心境をメチャクチャ分かってくれてる。
だからこそ自分もハリウッドザコシショウのファンに本腰入れてなれたのだと思います。
最初にも書いたけどハリウッドザコシショウだけのイベントを観させていただくのは今回が2回目で、初めて見たのはDVD第3弾ハリウッドザコシショウのものまね100連発の収録ライブ。
3部構成ぐらいに分けてたものの、一人でぶっ通しで100連発ものまねを披露するのは控えめに言っても頭がおかしい。
全部で3時間ぐらいかけて最後には全身汗だくでものまねライブを
100個終えたハリウッドザコシショウの姿には爆笑と共に感動さえした。
お客さんもとっくに腹筋崩壊してて息も絶え絶え、ハードコアバンドのライブ後みたいな燃焼感に包まれて、ホントに全員でマラソンを走り切りました!という臨場感を存分に食らった。
それを自分のものまね100発でやり切る。楽器も使わないでパンイチで。
バケモノ級の体力と会場の雰囲気なんかでは一切ぶれない胆力。
いやカッコ良すぎねえか?マジで。
ネタの1つ1つが誇張しつつもすげー分かる!というものや珍棒出したり、
誇張じゃなくてガチで似ててもう本人にしか見えないものまねがあったり珍棒出したり、メチャクチャマニアックだけど刺さる人には刺さり狂うゲームやプロレスものまねがあったり珍棒出したり、珍棒出したりションベンをシューシューしたりウンコが出てきたりと。例えが的確かは分からないけど
もう人間コロコロコミックじゃんこの人!どうなってんだ!と、物凄くケツを蹴っ飛ばされた気持ちになった訳です。
※珍棒出したりって書いてるけど、当たり前だけど作りものです。
本物出しちゃったらいよいよ網走刑務所三秒風呂ですわ。
メチャクチャ前置きが長くなってしまったけど、前回のものまね100連発はマラソン。じゃあ今回の単独は?というと
もはやマラソンの距離感のボリュームの上にさらに自分で作ったSASUKEばりの仕掛けを設置。それを珍棒やションベンや運棒を使って高跳びみたいにアクロバティックに越えていくみたいなジャングルの王者ターちゃん越えのトライアスロンサーカスSASUKE人間びっくりショーでした。
ずっと何書いてんだろと思ったけど確かに自分でも何言ってるか分かんなくなってきた。
ホントに的確な言葉が見つからないぐらい何もかもが珍棒エンターテイメント。しかも内容的にはYouTubeの動画でポン!やラジオのチョゲチョゲパークをまめにチェックしたりしていないと分からない部分もあったかもだけど、そもそもお金払ってシショウを観に来る人が
「チェックしてないわけないやん!お前ら当然わかっとるやろ!?」
という完全にファンを信頼している構成。結果会場は終始大爆笑。
ものまね100連発ももちろん最後まで死ぬほど楽しかったけど、今回は漫談あり映像ありものまねありSNSを用いた形ありとまさに一年分のガイキチ成分を濃縮したハリウッドザコシショウフルコース!ご堪能あれ!
とにかくコンテンツの種類もネタ数もケタ外れに多い上に今回は各公演によって内容も違うという本当に頭おかしいぐらいのエンターテインメント力。シショウいつ寝てんだ?
シショウが一度コロナに感染してしまい10日ほど自宅療養しなければいけないタイミングがあって、その間ぐらいマジで休んでほしいなぁと思ってたら回復したタイミングの動画で
「療養の時間使って単独の準備全部終わらせましたわ!」
って言ってて何回も書くけどホントに頭おかしい。
自分も1人でライブのステージに立つ立場の端くれ。
これだけの仕込みにどれほど時間かかる事かというのがリアルに分かってしまうのでその制作に対してのストイックさにはホントに感服せざるを得ない。
尊敬&自分のおサボり癖へのドデカい喝。シショウに
「俺これだけやっとんのにお前何サボっとんねん!?」
と言ってもらえた気分になるからシショウのアクリルスタンドは常に目に入る場所に置いてある。
人魚のポーズでマー配見ながら3の500を7すとか言ってる場合じゃない。
選りすぐりの全国の狂人たちが集まるイベントだとインタビューで答えてたけどマジでその通りだった。
それだけに会場の一体感や居心地の良さはマジで抜群。あんなに全員が楽しくなれるイベント無いんじゃないかって思った。
また自分の話に戻ってしまうけど、今でこそライブハウスのステージから好き勝手な事話しまくってニッチなテーマの内容をニーズ無視の楽曲と映像に乗せて叫びまくるなんて事をしてるけど、楽器を初めて一番最初のライブなんかMCの内容全部紙に書いてそれを震えながら音読するってぐらい
メンタル弱くてメチャクチャ上がり症でしたからね。
シショウもインタビューで、「前やってたコンビが解散して一人でやらなきゃいけなくなった直後なんかセリフは飛ぶは足は震えるわで地獄だったわ!」と答えててそれにまた勇気づけられました。みんな最初はそうなるんだなと。
ツイッターの140文字や会場のアンケート用紙では到底収まりきらないぐらいの感想が体中を渦巻いてしまったので乱文散文にも程があるけど、ハリウッドザコシショウ本人に読んでもらえたら嬉しいなと思い書き連ねました。
これからもずっとコンテンツ作成の粘り強さや、人前に立つ際の胆力にメチャクチャケツ蹴られながら思いっきり応援させていただきます。
最高なエンターテインメントでした!
■単独ライブの各セクションの感想覚えてる範囲で箇条書き
・オープニング
下手からノリノリで登場したシショウに観客既に大盛り上がり。今回のツアーについての経緯や
のここに絶対書けない話が序盤からてんこ盛りでした。
・文句漫談
引き続きここには書けない話が山盛り。とある天丼ネタ
「あ!それもそのはず!」というフレーズで爆笑。
・映像コンテンツ
何を作ってるんでしょうか?のコーナーやサブリミナル効果の新作など、転換中もマジで一時も目を離せない映像のオンパレード。
DJ経験もあるシショウだけに転換中のBGMがメチャクチャカッコ良くてホントに誰の曲か教えてほしいです。
「訳わかんねえ映像たくさん観ていただいてありがとうございます。編集してるこっちも頭が痛くてしょうがねえです。観てる方もキツい。作ってるほうもキツい。」
って言ってて自分でもキツいんかい!と吹き出しました。
・ものまね30連発
時事ネタオンパレード。よくもまあこれだけやべー人を集めてものまね仕上げられたなと毎回思います。
笑い過ぎて記憶が定かじゃないのでホント全部公演終わったらセットリスト公開してほしいです。
やはりその中でも痛烈に印象に残ったのがファミコンものまね!
昨年の配信ライブでは
「B-WINGでAボタンと間違えてBボタンを押してしまったときのものまね」が超絶クリティカルヒットでしたが
今回のフィールドコンバット&シティコネクションで猫をひいちゃった時ものまね、4人打ち麻雀の地味さがまたホント最高オブ最高でした。
フィールドコンバットなんてマイナーやし世界観訳わからんし俺以外の人は絶対知らんソフトやろ!!普通みんな戦場の狼とか行くわ!
と思ってただけにまさかのシショウのものまねで観れる日が来るとは。タッグマッチプロレスリングの勝利シーンといい
シショウのファミコンやレトロゲーム系のチョイスは本当にズッポズポに俺にぶっ刺さって仕方ないです。
周りでプレステが流行ってた時期に俺も一人家でセガサターンしてた派でした。
・ファミコンこうりゃくのコーナー
タイトル出た時点で爆笑。いくら単独公演が尺長いからってミシシッピー殺人事件のクリアは無理ですわ!
セリフ全然読まねえで一生穴に落ちてナイフ刺さってるのがどのゲーム実況者よりもダントツに面白かったです。
・地デジじじい新作
シショウの数あるキャラの中でも一番好きな地デジじじい。自分が黄色い帽子かぶって地デジ乗り換えの仕事やってただけに刺さる刺さる!
毎回思うけどシショウが演じるじじいはまさにじじいそのもの。
志村けんのひとみ婆さんぐらいの破壊力だと思ってます。
・ツイッターのコーナー
エゴサが好きなシショウが自分の悪口を書いてるツイートを映像で紹介して
それに対してバカ切れるというコーナー。普通そんなところコンテンツ化しないでしょ!w
銅鑼が本当に不快になるうるささ!ただ「本物やっと聞けた!」と喜ぶというかなり狂人な感覚になってる自分に気づいたり。
新兵器のサイレンもバカうるさくて最高でした。
・珍棒の拳エンディング&次回予告
しつこ笑い&歌詞&スタッフ字幕狂いまくり。
後輩いじりは凄いけどマジで名前バンバン出してくれるおかげでハリウッド軍団の名前と顔大体覚えちゃった。
面白くいじってネタ作って笑いにするってホント愛情すげえなと常々思います。説教説教大説教してる場合じゃない。
・ターミネータ漫談
ハリウッドザコシショウワールドのフィルターを通るとそんな事になるんか!と爆笑。
珍棒も運棒もふんだんに生かした贅沢な時間でした。
書くのバカ疲れましたわ!!!!!!!!!
は!!!!!!!???!!??!?!??
RASTER8bit
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