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はるやそらや
2022年4月19日 06:30
『遊女真那雪』なぜ、いつまでも少女の頃のままあどけなくほがらかに野にたわむれて歌うようにふたり手をつないで夕空を藁の山でたわむれ流れる雲をいつまでも見ていたかったのになぜ雁など来ぬ寒地に荊には花など咲きはしないこの里の空にはトンビがピュイーと鳴いた二羽のトンビは自由に見えたトンビが鷹を産むことはない真の荊と言うならそれは柚子だと笑った稚く細い新芽でさえ鋭い