見出し画像

会話泥棒にしょっちゅう遭う女①

こんばんは、今宵は中秋の名月。秋分も過ぎて秋も深まりますなぁ~。平成最後の秋の始まりなわけですが、不肖私、9月に入ってからしばらくなんだかsooooo unstable状態が続いております。常に不眠気味なこの私が、この時期眠っても眠っても眠っても…眠たくて眠たくて、そろそろ死ぬのかな?トランスフォーム?クライシス?とか体中感じて、20年振りくらいで吉本ばなな先生の「白河夜船」を読み返したりしていたのですが。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

こんな眠たくて×100のタイミングで、三連休二週連続ありがたやなわけですが、この三連休でお友達(ゲイ)と渋谷区と新宿区のはざまの鮨屋で江戸前鮨を食べながら話したことについて、今日は書こうと思います。最近ふと気づいたのですが、私仕事関係で割と多めのゲイの知人・友人が多くてですね。新宿二丁目に入り浸るわけでもなく、「ゲイの友達欲しい~」とか言ってるわけでもなく、ゲイカルチャーにあこがれがあるわけでもなく、なぜだか自然とゲイに囲まれているんですよね。(ホワイ~?テルミー)

それについて深く考えたこともなかったんだけど、ふとそのお友達と話してて、あたし気づいちゃったんですけど…、どうやら私、女同士の付き合いが割と苦手なんでは?と。周りのゲイは、意識高いし、辛辣だし(いや私も辛辣だし、意識高いんだろうけど、苦笑)それはそれでめんどうなんですが、それゆえに、はっきり言うしホントのことしか言わないんだよね、だからなんていうか、同性同士の(これは男もそうなのかもだけど)よくある会話、
「私なんて〇〇だから~」
「えー、そんなことないよ~」
みたいな予定調和の傷のなめ合い?ぬるい会話?がなくて済むので大変楽なのと、所詮というかなんというか、恋愛対象とか漁場が一切かぶらないので、揉めるというかギスることがない安心感があるんだよね、とそんな話をとりとめもなく、ゲイ友(Mリーヌ)にしていたらそこで、彼が言いました
「そうよ?あんた、おんなおんなした女が苦手じゃんね」と。苦手ってかとにかく同性だと潜在意識的に、もう情景反射で、気を使ってしまうんだよね。争いが起こらないようにってかギスらないように妙な空気感が流れないように…。

で、結果、結構いつもマウンティングされてんのよ、気づいたら。(しかも本人気づいてなくて、かくかくしかじかこんなことがあったと、メンターおねえさんとか、ゲイに世間話的に話してるときに、「あんた、それはマウンティングよ」って言われて後から、なるほど…となるパターン)マウンティングの内容については、本当に細分化されてて色々ありすぎて、ここでは割愛しますが、Mリーヌに「どうして私マウンティングされてばっかりなんだろ…」とボソリと漏らしましたら。Mリーヌが名言吐いてくれました。
「あんたは~何も持ってなさそうで、なんでも持ってるというか、自分があるというか、自給自足してるからね~」
と仰るじゃあないですか。た・し・か・に~。私もともと内省的な思慮深い人間で、子供のころから趣味は読書だもんで、インプットしたものを自分で咀嚼して、自分の中で完結させることが当たり前なので、自分以外の他者とのどーのこーの、にあまり多くを求めない傾向にあり、それがぬるい会話が嫌いな理由なんですよね。答えは自分で出します的な、基本スタンスがそれなんだよなぁ。

いやさ、ぬるい会話できますよ、仕事ではもちろん。仕事関係の会話なんて全部ぬるい会話で終わるくらいの勢いで成り立ってるわけで。でもさ、プライベートでまでそんなことしたくないし、最近は仕事でもそのぬるい会話どんどんなくなってきてるんですよね。(これは多分年取ったから、ぬるい会話に参加しなくてもOKになってきたからだと思う)

でもさ、こんな自給自足タイプの私でも、落ち込んだりこんなunstableな状態の時は人に話きいてもらいたいなーとか思ったりもするわけよ。それでちょっと知り合いとか友達に話を聞いてもらいたいって申し出るんですけどね、そこでまた事件が起こるのですよ。私がなんだかモヤモヤしている気持ちを話してるその最中、「いやでも、私もさ~」とか言って、自分は最近どーのこーの、こんなことがあって、あーこー感じたとかさ、平気で言いだされて、さすがの私もびっくりだけど、その刹那自動的にビジネスモードに切り替わって相手の話を聞いて、siriよろしく気の利いた返しをしてしまうんだよね…。かの有名なミヒャエル・エンデの「モモ」の「時間泥棒」的な感じで「会話泥棒」。皆さんの周りにもいませんか?会話泥棒。続きます。

いいなと思ったら応援しよう!