人生最初で最後の逃亡 when I was 11 years old. ①

ただいま、何度も落っことして画面バキバキのiPhone8からXSにデータ移行中の私です。皆様、ご機嫌いかがですか?バキバキの画面のケータイでマイメンたちの仕事の連絡してちゃ、あいつらの運気も下がるかも?と思って重い腰を上げて、iPhone移行ですわ。嗚呼、いいマネージャーだな私、だがしかし、かなりめんどい。i tunes繋ぐだけだけどさ、どっちも最新版じゃなきゃいけないとか色々さ、あんのよ。そして当たり前に最新版にしてないとかさ。

そんな作業の待ち時間になんだけど、昨日は14歳のころの暴力・破壊行動について書いたので、今日はさらに遡って、11歳の頃ホントに心底こんな場所にはもう一秒だっていられねえ、と静かに決意して逃亡した日のことを。

それは私が11歳の春、小5の頃のことでした。当時の担任は多分50代後半の女の先生でした(あと数年で定年…って感じの)。そして私のいたクラスは、ちょっと手のかかる問題児的な男児が数人いて、その先生をかなり手こずらせていたんだよね。私は小学高学年~中学時代がメンタル的には本当に暗黒で、ほとんどの周りの同級生と話が合わず、外で遊具とかボールで遊んだりすることも身体がだるくてしたくないし、でも、それらを全部拒絶するほど子供でもなく、親に心配をかけたりするのも面倒なので、適当に同級生たちのレベルに合わせつつも、心の中では幼稚で自己中(てか、動物?もしくはとっても性格が悪いとか野蛮)にしか見えない同級生との関係にストロングなストレスを感じながら毎日・毎秒を過ごしておりました。

外でそんな感じですごくストレスが溜まる日々の私の癒しと言えば、毎日楽しみにしていた「あぶない刑事」の再放送と、図書館と駅前の有隣堂へ通うこと、大好きな祖母と私からしたら姉みたいな二人の叔母とのおしゃべり、そして、家で思うさま我がままの限りを尽くしお姫のように振舞うことだけでした。*1
*1(その当時、自分がわがままという認識ゼロ、今となって思えば…我がままなんてもんじゃすまされねえという自分的な感想もそうだけど、当時の話をしたり、大人になってから元同居人が初めて私の家族に会ったときの「ちょ……ラジエル子に家族全員が気を使いすぎ…そして家族全員がラジエル子を甘やかしすぎ」という発言など、他者からの指摘で気づかされたわけですが…)

そんなただでさえストレスフルな11歳の私に、事件が起りました。担任を困らせていた原因の男軍団のボス*2
*2(ジャイアンみたいな体がでかい男、だがしかし、こいつの天下は小5までで、中学に入ってから変化したヒエラルキーでは目立たないさえないキャラ軍団へ降格)
が、ある日私のことを目の敵にし出して、多分それは私が心底、そいつのことを「なにこの野蛮な生き物…マジないわ……、話したくねえ、てか話通じないし」という態度を日々とり続けていたことが原因なのですが、朝学校へ行ったら仲のいい女友達三人も取り込んで、クラス全員誰とも私と口をきいてくれないという状態に突入したのでした。

まぁその野蛮な男軍団やら、幼稚で性格の悪い女子たち(私から見たら)はそのジャイアンみたいなボスにみんな媚びてたから、そいつの命令にそりゃ従うってことは分かってたし、そいつらに私が嫌われるのはいいとしても…、話も通じてるし仲良しだと思っていた三人の女友達までそこに加担したことに対する私のショックはかなり大きくて、まぁなんか…傷ついたわけですよ、とってもね。給食を食べて、五時間目までは我慢してたのよ、私も。とりあえず今日を耐えたら、明日は学校を休もうかなとか、家に帰って「あぶない刑事」でも観て気分転換して大人になればこんな自由な世界があるんだって元気もでるだろう、とか考えたりして。でも給食終わりの五時間目の家庭科の授業中に、私を無視するだけでなく、担任の言うことも一切聞かず、何人かの男が席を立って歩き回ったり授業を妨害しまくり、わーわー騒いでいる男たちを見てたら、あたしはもうなんか、プツリと糸が切れてしまったんだよね。

「あ…もう無理。こんなところには一秒だって居られない。」って。それで、そのカオスの状況の中、私は後ろのドアから別にコソコソでも堂々とでもどちらでもない自然体の感じで教室から出て、階段を降り、下駄箱で上履きから靴に履き替えて、普段は通ったらいけない裏門*3
*3(私の家は裏門から行けば7,8分で着くのに、正門しか登下校には認められてなかったので、正門ルートでわざわざ倍くらいの時間をかけて通学していたのです、それもいちいちバカバカしくて腹立たしかったのよね、毎日毎日さ)
から、学校を出て、スタスタと家に向かってまっしぐらに歩いていたら、裏門出たあたりで、なんか後ろに気配を感じ、振り向くとそのジャイアン軍団の腰ぎんちゃく①の男が私のあとをついてきてるではないか。は?うぜえ……。私は知らぬ存ぜぬを貫いて、そのまま歩き続けていると、その腰ぎんちゃく①が
「おい…おいってば!」とか後ろで何か言ってくるわけよ。は??もちろん全無視、当たり前、てかお前と話すことなぞない、何ビビってんだか不安なんだかしらねーけど、生意気に複雑な表情してんじゃないよとか思いつつ、無事に家に到着した私は、そのまま家の門を開け即カチャリと門を閉め、そいつを門の前に残して、家に入ったのでした~。

続く

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