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『緑のふるさと協力隊』OB・OGインタビュー第一弾
15期隊員(2008年度)宮崎県日之影町に派遣された
荻田 英爾さんのお話を伺いました。
「ふるさと協力隊」の任期満了後は、福井県で、グリーンツーリズム関連のお仕事などを12~13年。
その後、2024年4月からは、鹿児島県十島村・宝島学園
山海留学生の寮監を務められている荻田英爾さん。
山海留学生募集ページ
36歳で、「次の仕事は何をしようか?」と考えていたタイミングで、
「青年海外協力隊で外に出るのもいいかも!?」
と思っていたそうですが、『緑のふるさと協力隊』のことを知り、
「海外もいいけど、国内で、地域に貢献するのもいいかも!?」
と思って応募。
宮崎県日之影町では、1年間、休みなく、活動をされた結果、最後に、役場に挨拶に行ったときには号泣されたとのこと。
「未だにあの時の気持ちはわからない」
と言われていましたが、1年間の頑張りが、感極まって、涙を誘ったのかなと感じました。
その後、福井県のグリーンツーリズム推進に携わり、福井で結婚。
お子さんが小学校に上がるタイミングで、鹿児島県十島村に移住され、今、8か月を過ごされています。
社会人として働いていたので、前年の税もあり、
「金銭的には苦しかった」
と言われていましたが、1年限りだからこそ、月5万円でいかに生活していくかを工夫するのも、やりがいがって、奥が深い。
そして、物々交換の仕組みで、いろいろと差し入れをしていただけるのも嬉しい。
「あの1年は、本当に、返し切れないものを頂いた1年だった」
「合わせて、受け入れ自治体にも意義がある」
「日之影は、移住してくれたらいいけど、そうでなくてもいい。
若者を地域で受け入れて、育てることに価値がある」
そう言われていた日之影の受入担当の方々の想いも素敵だなと感じた時間でした。
東京や大阪、都市型の暮らししか知らない方には、まず、短期間でもいいので、地方の暮らし、田舎の暮らし、手作り・手仕事で食べ物を生み出して生きていく暮らしを体験してほしい。
そこから、何か、新しい生き方が動き出すはず。
そんなことを感じた、インタビューでした。
荻田さん、ありがとうございました!
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緑のふるさと協力隊
第32期隊員募集ページ
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