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「映画こそ、自由であるべきだ」
来月、2月29日配信開始の藤井監督作品「The Parades」。
そのキービジュアルが昨日、公開されました。
まだキービジュアルと作品概要、キャストが発表された程度で予告映像や詳細情報は見ることができませんが。
なんだかこのビジュアルを見て鳥肌が立ちました。
あ、これ絶対好きな映画だ。と、何となく、感じました。楽しみ。
今回タイトルにさせていただいた言葉は、映画プロデューサーの河村光庸さんの言葉です。彼は2022年に亡くなりました。
今作品の監督である藤井道人さんの師匠とも呼べるすごい人です。
今回の作品が発表されて、キャストのリリーフランキーさんや藤井監督のコメントを読んで、改めて河村さんってすごい方だったんだなと思いました。
今作キャストのコメントをまとめてある記事がありましたので添付します↓↓
このコメントに出てくる「ある映画プロデューサー」「私に突如訪れた「別れ」」はきっとどちらも河村さんのことでしょう。
なんと河村光庸という人は、星の砂を瓶に詰めて売り始めた人らしいのです。
小学生の頃、クラスの女子がシャカシャカしながら持っていたりキーホルダーにしてランドセルに引っ掛けていたり、、
あのころ憧れていたあの瓶は、この人が作ってたのか!!!とマジでびっくりしましたが、映画とはかけ離れた分野でそもそも大成功していたことにもびっくりしました。
河村さんの作品は、政治や社会の尽きない問題に立ち向かう、批判的な内容のものが多い印象です。
代表作である「新聞記者」を撮ったのは69歳の頃。こちらも政権批判的な内容の作品なので配給会社やテレビ局は官邸に忖度し、なかなか情報を取り上げられることはなかったそうです。
逆にそんな中で映画ファンからの信用がなかった日本アカデミー賞に選ばれた、という点も面白いですよね。
そんな河村さんの意思を継ぎ、巣立つように作られた今作品「The Parades」。
表に出る役者さんだけではなく、その裏にいる製作スタッフの歴史がより作品を楽しみにしてくれます。
「映画こそ、自由であるべきだ」
政治や社会に映画人生をかけて真っ向から立ち向かってこられた河村光庸さんだからこその言葉ですね。
では、このへんで。明日も良い1日を。