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「目標設定の重要性」とフルマラソンについて
こんにちは、ラシン取締役COOの武です。
note書いてたら、同じようなテーマで書いている社長がいたのでタイトルを寄せてみました。
先日11月12日に福岡マラソン2023に出場してきました。
フルマラソン自体は過去に福岡マラソンが2回と新婚旅行でホノルルマラソンに出場したので、今回で4回目でした。
新婚旅行のホノルルマラソンなんて、ほとんど歩きながら写真を撮ったり、何か食べたりと観光気分での出場だったので、記録なんて覚えていません。
一方、過去2回出場した福岡マラソンは一応何となく練習をして臨み、精一杯走り抜き、ゴールした時はそれなりの感動がありました。いわゆるランナーズハイ的な感覚を多少なりとも味わえたっぽかった。
記録は言うと正確に覚えてませんが、2回とも6時間台でした。
フルマラソンを6時間台で走ると言うのは、8分30秒/1kmで走ったことになり、完全に早歩きのペースなんです。つまり、完走したと言うより完歩したと言う表現の方が適切なペースなんですよね・・・泣きたい。
そして、今回はどうだったかと言うと、4時間49分(6分48秒/1km)でした。今回は胸を張って完走したと言えます!!
ちょっと補足すると大会公式タイムは5時間2分くらいだったので、このタイムは僕計測なんですが、途中2回ほどトイレに行きまして。。。
この日がすごく寒くて途中でトイレに行く人が多く、どのトイレも長蛇の列で一回トイレに行くだけで5分以上ロスしてしまいました。なので、自分に甘い僕はトイレで並んでいる時はタイマーを止めており、その結果公式記録と実測値に乖離が出てしまう結果となりましたが、そんな細かいことは良いじゃないかと良い記録の方を公表することにしています笑
話を戻します。
実質自己ベストを1時間以上縮めた結果となったんですが、何故そのような事ができたかと言うと5時間半を切るという目標設定をしたからなんです。
その目標設定も自分との約束だけじゃなくて、息子と取り交わした約束だったんです。僕の息子は3歳からスイミングを始め、小学2年生から選手育成コースに入り、2ヶ月に一回くらいは大会に出場しています。選手育成コースに入ったばかりの時は伸び代しかなく、大会毎に自己ベストを更新し、親としてはそんな息子にただただ期待を抱く日々でした。ただ、1年くらい経つと徐々に記録も伸び悩み、徐々に自己ベストを更新できない大会が目立ってきました。別にスイミングだけが全てじゃないので気にはしていないつもりだったんですが、何と無くこのままナァナァで続けさせるのも嫌で、ある日今後どうして行きたいか息子に尋ねることにしたんです。すると、息子がスイミングを続けたいし、できれば自己ベストを更新し続けたいと真剣語ってきたんです。
そこで息子に目標設定することの重要性を語り、その日のうちに半年後の目標設定を一緒にし、それを紙に書いて貼り出し、練習メニューも考え息子の目標に僕も全面協力することにしました。
んん??待てよ。。。
そこで、僕の中で一つの大きな矛盾を感じたんです。
一応親なので指導する立場である僕が実はマラソン大会に惰性で出ようとししているんじゃないかと。。。いや、しているんじゃなくて、今まで惰性で出場していたし、今回も惰性で出場しようとしたんです。
それに気づいた僕は自分が情けなくなり変わらねばと言う一心で息子が目標を書いた紙の余白に、汚い字で「福岡マラソン5時間半を切る!」と殴り書きし人生で初めてマラソンに対して目標設定をする事にしました。
まーここから紆余曲折あった練習の日々を書き綴りたいところですが、結構長くなるので端折ります、、、
いやー目標タイムを30分くらい縮めてゴールした瞬間はホント感動しました。もしかしたら、泣いてたかもしれません笑
前述した通りフルマラソンって早歩きでも制限時間内に何とかゴールすることができるんで。そして、フルマラソンを走ったことない人は、完走した事を賞賛してくれるので、とりあえず出場して完歩すればそれなりの英雄になれるんです。つまり、タイムなど関係なく出場しているって事実だけで自己肯定感は満たされ、それ以上の何かを求めなくなってしまっていたんです。
(過去の自分の事を言ってるだけで、他のマラソンランナーの事を言っているわけではないので誤解なきよう)
そんな自己肯定感が満たされている中で、さらに自分を追い込むのは、「やっぱりこのままじゃダメだ」って、走ってる最中にどれだけ真剣に思えるかが大事で、それは目標設定をしていないとできないんです。
大会当日の僕は以前であれば、絶対に歩いていただろう局面でも自分を鼓舞しながら決して歩く事なく走り続け、それでもキツいし歩きたいし、もうそろそろ良いんじゃないかって思いながらも、あと1kmは走り続けようと目の前の頑張れば達成できる目標設定をしながら、何とか走り抜く事ができました。
えーと、厳密に言うと給水ポイントではガッツリ足を止め水を飲んだりしていたので、決してずっと走っていたわけではないです。。
特に過去の自分と何も変わってない、いやむしろ歳をとっている分パフォーマンスは落ちていて、自己ベストを更新する事も容易じゃない状況の中で、今回自己ベストを更新できたのは、紛れもなく目標設定したことが全てですし、その目標が父親として一番カッコつけたい相手である息子と交わした約束だったという事なんですよね。
常日頃から目標設定しながら過去の自分を超えていけとは言うつもりはありませんが、ここだけは譲れないって時には是非とも目標設定した方がいいと思いますし、それを大事に人と約束するとよりいいんじゃないかと気づけた経験でした。