完成しなかった作品の話
こんにちは。
なかなかいいペースでnoteを更新しているのではないでしょうか?
なんか文字書くの楽しくなってきた✌️
そんなこんなで今回は完成しなかった作品の話をしようと思います。
自然園をモチーフにした作品制作
前回のタトゥーの作品と同時並行で3ヶ月間を使って制作したものです。
この作品は、前回とは違いテーマが分かりやすく、制作方法も自分の中で構想がありました。
ではなぜ納得のいく形で完成しなかったのか?
それはとても単純でやることの量がめちゃくちゃ多い且つ、時間がかかるからでした🤦🤦🤦
作品制作なんて締め切り間近にならないとそもそもスピードが上がらない。やることが多い作品は締め切り間近では完成しないという矛盾を孕みながらも、できたらめっちゃかっこいいじゃんなんて簡単に考えたのが間違いでした。
いや、分かりますよ、早くやればいいだけじゃんって、私もできることならそうしたいです。
ここでは、私のしたかったことと、最終的な展示状態の話を聞いていただこう思います。
かっこいい作品を作りたい
まず、この作品を作る授業をとった理由から話したいと思います。
その理由というのもとても簡単です。
授業内で実際にその自然園に足を運ぶ機会があるのですが、その自然園が近かったから。
とても不純な動機だと思われたでしょうが、これはとても大切なんです。なんせ大学が遠い。1時間半くらいかけて通っているのが、その授業を取れば少なくとも1回は30分あれば着くところに行けば良くなる。1時間多く部屋でダラダラできるなんて思ったらこの授業以外ない!と即決です😏😏
授業が決まり、作品を作るからにはかっこいいよくて楽しいものを作りたい。
作ったものを人が見ておーって言っているのを端からにやにや見るのが好きな私は、おーって言ってもらえそうなものを作りたいのです。
この作品を作る以前からよくインタラクティブ作品を作っていた私は、相も変わらずインタラクティブ作品を作ることにしました👍
予定の作品
作品の内容は「自然園の地形を利用したイメージの世界をプロジェクションマッピングで表現し、オブジェの移動によって映像を切り替えるインタラクティブ作品」を目指しました。
やることを整理すると以下のようになりました。
・マッピングする用の土台の作成(レーザー加工機での切り出しと加工)
・映像作成×4
・映像切り替えのプログラム作成
・オブジェのモデリング、3Dプリント ×3
・Arduino(電子基盤)でオブジェのon/off管理用装置作成
・そのプログラミング
なんか多くない……?????????
そう思ったのですが、その時の私は「いける」の一点張りで強行突破しました。なんて愚かなんでしょう。見直せばやらなくていい作業に何週間も費やさずに済んだのに……
結果
結果的にできたものは、「自然園の地形を利用したイメージの世界をプロジェクションマッピングで表現し、キーボード入力によって映像を切り替えるインタラクティブ作品」でした。
なんか字面を見たらそこまで悪くないように感じるかもしれませんが、体験者がキーボードを押すだけなのと、オブジェを移動させるのでは、その装置を操っている感が大きく変わります。楽しさに直結する部分が完成しなかったのです😭😭😭
最後の3日間にArduino関連の配線やプログラムを残していたのが間違いでした。プログラムも配線もできたのに結局センサーを光センサーにしたことでうまく値が取れずに切り替えができなくなってしまいました。最後の3日間毎日秋葉原に通い、センサーを買い集めては試したのですがうまくいかず、距離センサーを使えばいいと考えた日にはもう展示日になっていて買いに行けませんでした🤦😭
3Dプリントで3つのオブジェを書き出したのですが、大慌てで切離をしたら細かい部分が折れて生き残ったのは1つでした。悲しい。
あまりに散々な作品になってしまったのですが、大変だったのは制作だけではありません……
展示が地獄
3日前までArduinoを残していたと言いましたが、その前までずっと作品を作っていたのではありません。展示準備に年始は明け暮れていました。
というのも、展示場所では他の生徒も展示をします。そして作品は私のような光り物ではない人ばかりです。つまり部屋自体が明るいんです😇😇😇
この作品以前にも光り物を明るい場所で展示し、報われなかった経験から今回は暗幕を垂らそうと展示前から準備をしました。反省を活かせてえらいね、自分👍
展示場所の天井の状態から、暗幕を垂らすための枠組みも作らなくてはならず、それに加えてプロジェクターを天吊して下打ちになるような台も必要です。
幸い家に工具があったので気合いで作って、展示準備当日2メートルある木の棒を4本、1時間半ほどかけて電車で運びました。新宿駅をドデカい木枠担いで闊歩する姿はあまりに滑稽です🤦🤦
大学についてからも、それらの設置を展示発表当日までかけて行い、3Dプリントした模型取り外し、バキバキに折れている部分を必死に接着剤でくっつけては外れ、心もバキバキに折れるなどをしていました。
ほんとに毎回展示は大変です。なんで周りの友人たちはそんなに早く展示が完成しているのか永遠に謎です。
おわりに
完成しなかったと言っていますが、授業内に人に見せられる形にはなっていたので、完成は完成です。つい数日前に成績が出たのですが、前回のタトゥーの作品とこの作品の評価はなんとSでした✌️✌️✌️✌️✌️
自分では納得していないものも、他の人から見ればそこまで気にならないものなのかもしれないと思いました。
今回も長々と書きましたが、読んでくださりありがとうございます。
毎回書いていて長いな、ここまで読む人って本当にいる?と思っているのですが、書き始めると色々と書けてしまうもので、こんな風になっています😂
次回の内容はまだ決めていないのですが、よろしければ次回も読んでみてくださいませ🙇🙇🙇