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#36 一途にまっすぐに

パリオリンピックが始まりましたね。
テレビの前に張り付くほどの熱は持っていませんが、いくつかの競技はしっかりハラハラしながら観戦してしまいます。

特に柔道。
小学校6年間、柔道を習っていました。全然強くはなれなかったけれど、礼儀とか、我慢とか、集中とか、厳しさとか、悔しさとか、たくさんのものを教えてくれたのは紛れもなく柔道だったと思います。

個人的に思い入れのある競技だからこそ、その分期待も大きかったです。

その期待の先はやっぱり阿部兄弟。2人で金メダルを、と本人たちも言っていたしたくさんの人がその姿を想像したと思います。

1回戦でさすがの1本を見せた妹の詩選手。2回戦は世界ランク1位の相手でしたが「なんかやってくれそう」そんな自信に満ちた表情をしていた気がしました。しかし、結果は敗戦。谷落としでまさかの1本を取られてしまいました。

呆然とする詩選手。覚束ない足取りで畳を降り、そして泣き崩れてしまいました。コーチに抱き着き、しゃがみ込み、子どものように泣き叫ぶ姿に、客席からは「うた」コール。

その姿には賛否あり、個人的にも、やはり武道なのでせめて泣き崩れてしまう前に観衆の前からは潔く立ち去ってほしかったという思いは拭えませんが、それでもその涙にはぐっとくるものがありました。
真摯に真剣に、それだけに全力を注いでこないと、あそこまで泣くことってできないだろうなと。

そしてお兄さんの一二三選手!金メダルおめでとうございます!
正座をして礼をする姿に、すべてが詰まっていたような気がします。

「まだまだ兄妹での戦いは終わっていません。どんな辛い事も高い壁も2人で必ず乗り越えてまたオリンピックの舞台で金メダルを取ります」

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc942fb5190129880e1224e06af57b606203ae52

4年後、兄妹揃っての金メダルを楽しみにしたいと思います。

やっぱり何かに一途に、必死になれる人ってかっこいいです。
自分がそこまでの人になるのは難しいかもしれないけれど、少なくとも彼らをみて”胸を打たれる人”ではあり続けたいなと思います。

みなさんはオリンピック、何の競技をみていますか?是非教えてください!


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