伝統工芸品「ブナコ」の製作体験
こんにちは!ラシンのインターン生、藤田です!
5月も終わりますが、ラシンのインターン生として働き始めて一年くらいが経つそうです。
早い~本当に。あっという間ですね。
話は変わりますが、GWは少しだけ帰省しました。
そのついでに西目屋村まで行って「ブナコ」の製作体験をしてきました!
というのが「ブナコ」です。
青森県の伝統工芸品として親しまれています。
そんなブナコの製作体験をすることができるのが、ブナコ西目屋工場です!
西目屋村は弘前の隣にあり、白神山地の玄関口です。
弘前駅から西目屋村までは、バスで1時間ほどかかります。結構かかるんですよね。
1時間ほどバスに揺られ、着きました西目屋村!
どこを見ても緑、緑、緑!森です。本当に。
実家付近もかなり田舎ですが、より田舎を感じました。
西目屋村のバス停も好きです。こういう雰囲気をたまに感じるのも良いなと思いました。
まずは昼時に着いたので、お昼ご飯を食べにBUNACO CAFEへ!
ちなみに、BUNACO CAFEもブナコ西目屋工場も「西目屋小学校」だった場所を活用しているため、外観はそのまま小学校です。
小学校の雰囲気も感じられる良い空間だなぁ、と思いました。
お昼ご飯はピラフ!とても美味しかったです。
カフェには様々なブナコ商品が使われており、見ていて飽きませんでした。写真のスプーン入れもブナコ製品です!
お腹も満たされたので、いざブナコ制作体験へ!
まずは工場見学としてブナコの歴史や実際の製作過程を見ることが出来ます。
職人の方が手慣れた手つきでブナコを製作していく様をリアルに見ることができる貴重な体験だと思います。
ブナコはブナの木を薄くスライスし、それをぐるぐるに巻くところから始まります。
この職人の方は約6年ほどこの仕事をしているらしいです。
色々な大きさのブナコがありますが、平均的な大きさのものを作るのであれば1つにつき10分ほど。作業が速すぎて本当にすごかったです…。
こんな風に巻けるようになるには3年ほどかかると聞きました。
そのあとは、少しずつ手でずらしていき、ぺったんこなブナコを器の状態にしていきます。
高さが決められているので気をつけながら作業していました。
ぐるぐるに巻いてあり、ノリなどもあまり使われていないので、ずらしすぎるとバラバラになってしまうのだと思います。
基本的には指を使い、たまに写真のような道具で微調整を繰り返します。
これまでの時点では、凸凹だったり隙間が空いていたりするため、そこを埋める作業が必要になります。
このとき使われるのが、ブナの木を削った時に出た木くずとボンドを練り合わせたものです。写真では瓶に入っています。
この作業により、ブナコの滑らかな手触りが生まれます。
この後、色を付けたり、ランプにするための結合作業などがあるそうです。工場見学だけでもこの満足感。
しかし、まだ終わりじゃありません。ブナコの製作体験が残っています。
今回体験させていただいたのは、ブナコの高さを出す作業です。指で少しずつずらしていきながら、器としても高さを出さなければいけません。
率直な感想としては、とんでもなく難しかったです!
壊さないかと冷や冷やしながら少しずつ、少しずつ、高さを出していきます。たまに職人の方に修正をしてもらいながら、ゆっくりやらせていただきました…。
ブナコは湯飲みを使って高さを出す作業を行います。そして、高さを出す場所(外側だったり真ん中だったり)によって湯飲みの動かし方や動かす方向を変えなければいけません。
見学のときも感じましたが、実際に体験してみるとところどころに職人の技術を身をもって感じました…。
そしてなんとか完成しました!手作りのブナコ!
普通の形じゃ面白くないと思い、さらに外側へ一捻りさせていただきました!
とても難しかった…。
このあと、隙間埋め作業や色付けをして、家に郵送してくれます。
なかなか体験できないことを体験することができ、良い思い出になったGWでした!本当に楽しかった!
皆さんも是非行ってみてください!
ショップもあるので、ブナコの商品を買うこともできます!
オススメは「食べられないバウムクウヘン」というティッシュボックスです。めちゃかわです。
(オンラインショップもあります!)
また一人旅行に行きたいです。今度は新潟辺りに行ってみたいですね。
それでは今回はこの辺で!
したっけね~👋