シューズ前編

最近休みの度に雨で外出るか悩むらっしーです。

長くなりそうなので前編、後編の2部にしてみました。
靴で大事なソールからいきます。
ソールは靴のパーツの中でも唯一地面に設置する場所。靴の中ではもっとも耐久性が求められ、もっとも消耗が激しい縁の下の力持ちとも言えるパーツ。
それゆえ素材や品質の違いが大きく見た目やはき心地を左右する。ソールを4種類に分類し、それぞれの特徴を取り上げます。

「外底」「本底」とも言われている、靴が実際に地面に接する部分のこと。足を疲れさせないための柔軟性や弾力性、それに通気性も関わるパーツ。
素材もさまざま存在し、牛革や合成ゴム、ウレタンなどがある。耐久性に特化したものや、通気性に優れたものなどそれぞれ特徴があるので、用途によって選びたい。靴の中ではカスタムが行える、数少ないポイント。

靴の用途や製法により、インソールとアウトソールの間に入れるパーツがミッドソール。ミッドソールを入れると重くなり足の返りも悪くなる一方、耐久性や頑丈さは上がる。素材はアウトソール同様の牛革や、パルプボード、それに発砲スポンジなどアウトソール同様使用される素材はさまざまです。

レザーソール
レザーソール(革底)はドレスシューズの王道とも言うべき、伝統的なソールだ。フォーマルなルックスで、歩くたびに響く「コツ、コツ」という子気味良い音と、地面から伝わる独特の感触が魅力的。古くからレザーソールが紳士靴のスタンダードである理由は、伝統が重んじられているからだけではない。レザーソールは極めて通気性と耐熱性に優れており、長時間履いていても足が蒸れない。また、弾力性が高く、履き込むごとに使用者の足に馴染んでいく。長年愛用することが前提の革靴において、牛革は靴底の素材として理にかなっている。

メンテナンス
レザーソールはメンテナンスすることで長く使い続けることができる。
手順としては、アッパーの手入れと同様だ。まずクリーナーで汚れを落とし、油分を補給してあげる。ただ、アッパーに使用するクリーナーでは小石や黒ずみを完全に除去することは難しい。そこで使用するのが、メラミンスポンジだ。普通は食器の汚れ落としなどに使う水ヤスリを使うと、黒い汚れもきれいに落とすことができる。
汚れを落とした後には、オイルを補給したい。レザーソールには蝋分があまり入っていないミンクオイルなどがおすすめだ。乳化性クリームなど蝋分が多く含まれているもので手入れをすると、滑りやすくなってしまうため。アッパー同様、塗りすぎには注意。革が柔らかくなりすぎるのを防ぐためにも、多めに塗ってしまった場合は布などで拭き取りたい。
雨に濡れてしまった場合は油分が抜け乾燥し、ひび割れてしまう原因にもなる。長く使い続けるために、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしたい。

では続きは明日に!
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