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ロケット関連本～昨日のつづき～🚀

神楽坂らせん

昨日、

で、ロケット本を何冊か紹介しました。そこにも書いた通り、これらの本が起点になってどんどんとロケットな世界が広がっていくのですです。
今日はちょろっとそのあたりも紹介しておきます。前回ともども、作家さんの名前など敬称略（あるいは「さん」つけ）でいきます、ご了承ください。

まだまだいろいろあるよ

上半分の「ロケット団」関係の真ん中においてあるのはコレ。

『トラ技スペシャル：宇宙ロケット開発入門』

トランジスタ技術SPECIAL No.155

雑誌トランジスタ技術の別冊MOOK、トラ技SPECIALの『宇宙ロケット開発入門』です。昨日もちょろっと書いた北の大地でロケット作って飛ばしている民間ロケット会社、インターステラテクノロジズの皆さんの書かれた、ロケット開発の入門書。入門と書かれていますが、「ロケット開発の実際」と言った方がよさそう、本誌に描ききれなかった細かな所までフルカラーで写真たっぷりに説明されています。
エンジニアさん向けの本なので技術的な内容が多いですが、リアルにいま現在のロケット開発を知るのに好適な本になっています。

その下に並んでいるのが

『宇宙へのパスポート』

『宇宙へのパスポート』①～③

こちらはＳＦ作家で、あさりよしとおさんと同じく宇宙作家クラブと『なつのロケット団』のメンバーでもある笹本祐一さんが、実際のロケットの打ち上げを見に行った取材日記です。１巻目は種子島のＨ-Ⅱや、フロリダでのスペースシャトルの打ち上げなど、うらやましい（スペースシャトルはもう見れないもんねー＞＜）記事の数々が作家さんらしい読みやすい文章でかかれています。２巻目はほぼ国内、Ｈ-ⅡＡやＭ-Vロケットの打ち上げの記録。３巻目では欧州やロシアの宇宙開発とロケットの見学と、あの、「はやぶさ」の打ち上げからもどってくるぎりぎりまでを、ＳＦ作家目線の燃える文章で書かれています。よいですよー☆
ロケットの打ち上げを見に行きたい人は必読の紀行本ですねー☆

↑あさりよしとおさんもちょこちょこ出てきますｗ

あさりさんと言えば、そして「はやぶさ」と言えば、こちら！

『小惑星〈ほし〉に挑む』

小惑星と書いて（ほし）と読みます

小惑星探査機たちの大冒険と、異星文明の娘たちの交流（？）、衛星軌道からさらに先、小惑星探査機たちが描かれています。これも宇宙本でしっかり理屈通り＆現代の探査機の紹介になっていておすすめマンガです☆

現実の人工衛星の擬人化では、あさりさんではありませんが

『現代萌衛星図鑑』

これがかわいくておすすめ。２も出てます。

萌え絵になってますけど、ちゃんとそれぞれの特徴をおさえて、愛のある描きこみっぷりがいいかんじです☆
※ネットの海からは消えてしまっていますが『らせんの本棚①』で紹介しています。

小惑星ものなら、またあさりさんに戻って

『アステロイド・マイナーズ』

こちらもおすすめ！

『アステロイド・マイナーズ』
マイナーなの？　まあそれもあるけど炭鉱夫のことですねｗ

こちらは昔『らせんの本棚V』で紹介していましたねー。

↑にも書いていますとおり、物理的に正しい軌道運動をちゃんと描いてくれていて、とてもためになります。けっこうネタ本にしていたりｗ

ではちょっと目線を変えて、ロケット女子について。

こちらは名前で並べちゃいましたが、方やフィクションの打ち上げの話、方やノンフィクションのロケット打ち上げ時の計算をやりまくったコンピュータ女子の話です。
左側の文庫本はコレ、

『ロケットガール１：女子高生、リフトオフ！』

こちらは富士見ファンタジア文庫の表紙

もとは富士見ファンタジア文庫で、最近では

↑ハヤカワさんからも再販されてますね。

野尻芳助さんの傑作SFです。「打ち上げ」に必要な物理学や衛星軌道の力学をしっかり描いた（それでいてライトな）SFのはしりかも？
体重の軽い女の子のほうが打ち上げに向いている！　ということで、女子高生を打ち上げちゃうお話です。アニメ化してたんですね。見なくちゃだわｗ　３巻目まででています。

そしてこちら、

『ロケットガールの誕生』

こっちは現実のお話です。

サブタイトルが「コンピュータになった女性たち」。まだデジタル・コンピュータが未発達だった時代のロケット打ち上げの影で、「コンピュータ＝計算手」と呼ばれた聡明な女性たちの活躍が描かれています。最初は紙と鉛筆で手動で弾道計算などをこなし、デジタル・コンピュータが使えるようになると、最初期のプログラマーとして活躍していた大先輩たちのリアル・ドキュメントです。

彼女ら「コンピュータ」たちの活躍をドラマとして

↑違う視点で書かれたこちらは映画にもなってますね。

で、計算手（コンピュータ）の女性がそのまま宇宙に飛び立ったら？　という歴史改変SFに

『宇宙〈そら〉へ』

コンピュータで、さらに宇宙パイロットである夢の女性の物語

があります。以前紹介しましたねー。

いろんな宇宙関係のネタを嗜みながら読むと、これまたたいへんグッとくるよいSFでした。

🚀　🚀　🚀　

と、まあ、このように、フィクション／ノンフィクション、ドラマなどなど興味の幅を広げていくと、いくらでも紹介すべき・紹介しなくちゃな本がふえていってしまって収集がつかなくなるのでここらへんで今日の所は勘弁しておいてやります（なに？ｗ）

また、なにかネタがたまったり、面白そうな本を見つけたら紹介していきますねー☆

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