マーダーボット・ダイアリー『ネットワーク・エフェクト』レビュー
マーダーボット・ダイアリー
『ネットワーク・エフェクト』
マーサ・ウェルズ(著/文), 中原 尚哉(翻訳)
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きましたよー! 弊機! マーダーボット・ダイアリーの続編です!
前編はこちら
のレビューで語っていますのでまずご覧いただくとして、前編(マーダーボット・ダイアリー)で弊機ちゃんについで私の中で大人気のART(不愉快千万な調査船)さんが再登場! それも、すごい役どころで!!
さて、どのくらいすごい役どころかというと、うーん、ネタバレになりかねないところで苦しいですが、まあ冒頭なので言っちゃいましょう。まず、あの最強の調査船のARTさんが、いきなり弊機の新たな仕事場である調査チームを襲い(!)、ある重要人物ごと弊機を強奪してワームホールへ飛び込んでしまいます。
いくら強引なあいつでもこんなやり方をするわけがない、と、さらわれた弊機は船内で昔馴染みのARTを探しまくるのですが、船のコンピュータをいくら探ってもARTの姿はなく……つまり……ARTは死んでしまっている!? え? まじ!?
というところから物語はスタート。
不愉快千万とかいいつつ、消えてしまったARTを本気で心配して機能不全を起こしかける弊機がこれまたかわいいのです。
前作にもまして危機につぐ危機で、運用信頼性が低下しまくりの弊機。
例によってあらたな顧客との信頼関係作りを初手で失敗してしまっている弊機。
大好きな連続ドラマ視聴に耽溺する機会を抑えてまで(精神的にも肉体(物理?)的にもボロボロになりながら)お仕事をがんばる弊機。
そんな弊機は、顧客を守り、謎を解き、消えてしまったARTを探し出すことができるのか?
というかんじで様々な新たな謎と危機が弊機に襲い掛かる、マーダーボット・ダイアリー第二段です。前作が気に入った方には絶対おすすめ、つづけてポチリましょう!w 懐かしい顔も、新しい顔もいっぱいでてきますよー☆
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三作目もレビューしましたー(∩´∀`)∩☆