ハヤカワ銀背の箱入り娘☆
ハヤカワの銀背ってありますよね。Wikipediaによると
ハヤカワ・SF・シリーズは、早川書房が1957年12月から1974年11月までに318冊刊行したSF小説の叢書。~ ファンからの愛称は「銀背」。
と書かれてます。
ハヤカワのSFマガジンが1959年からなので、その2年まえから出ていたSFのシリーズなのですねー。
うちにも何冊か、ちょう古典の定番がとってありました。
↑こんなかんじ。写真だと茶色っぽい『タイム・マシン』と『海底二万リーグ』は金背といわれてるやつです。なんでたまに金色なのかはわかりませんw (当時のハヤカワさん的な「推し」本なのでしょうか?)
でっ!
今回、読書週間の神保町をぶらぶらお散歩しておりましたら、三省堂本店(いつも四階の古本コーナー利用させてもらってます)の店頭ワゴンに古本コーナーがでてまして……
めったに売ってない銀背がごっそり! それもオール200円!!
夜とった写真なのでちょっと見難いですね
明るさをいじるとこんな感じです。(それでも見難いすいません><)
これが200円均一ですよおーー!! 危うく銀行に走りそうになりましたが、ぐっと我慢して、よさげなのをいろいろ見繕って……
買っちゃいました!
なんと、箱付き!!
これ、発売時にオマケでつけていた箱みたいです。
こんなふうにそれぞれちゃんとタイトルが印刷されています。クラークの『白鹿亭奇譚』には本の帯文みたいな
コピーが刷られていました。
それぞれ本ごとに特注(?)の専用箱なんでしょうか。そういえば本の厚みもそれぞれ違うし、綺麗に入る箱なんてつくってたらそれぞれ専用になっちゃいますもんねえ。
なんて思ってよく見たら
↑タイトルのついてない箱もありました。レイ・ブラッドベリの『よろこびの機械』と、ウィルスン・タッカーの『時の支配者』がタイトル無しですね。ちょうどそのころのSFマガジンの定価が200円だったころにだけタイトル無しの箱の時代があったのでしょうか。(あ、ジェイムズ・ブリッシュの『宇宙零年』もSFマガジン200円って書いてありますね。むむ。こっちはタイトルありだわ。これも条件わかりませんね、なぞーw)
ちなみに、箱の裏側は
こんなふうになっています。
お手許に綺麗なままの
本をお届けしたくこん
な簡単な函をつくって
みました いわば包装
紙がわりです お買上
げ後にはお捨て下さい
なあんて謙虚なこと!!
こんなふうに、本に印刷されている価格が外からも見えるように窓が開いています。芸がこまかい。(ってことは、やっぱり本屋さんに並んでいる時にもこの箱ついていたのでしょうね)
上に貼った銀背の本を当時買ったであろう父に聞いてみましたが、箱入りで売ってたのは記憶にないそう。
それだけ短期間の売り方だったのか、それとも、特殊な流通にだけながれていたのか、立ち読みお断りのビニールのような意味合いだったのか、今となってはわかりませんが、珍しいハヤカワ銀背の、さらにめずらしいこんな箱があったのねー。と、嬉しくなってちょろっとレポートなのでした☆
最後に緊急お知らせ!!
※読書週間は10月27日から11月9日までの二週間で、三省堂書店の店頭ワゴンセールも読書週間いっぱい続くそうですが、ワゴンの内容は週替わりだそうです!! ってことは、今売ってるのは11月3日まで!! 明日いっぱい!! 銀背ホシイ人はお急ぎをっ!!!
--- 以下、自分用メモ