Picoっとぶれいくあうと!
今回はちょっとブレイクしてとある製品のご紹介。
みんな大好き海賊ロボ忍者さることPimoroniさんの、RaspberryPi Pico用 BREAKOUT基板のお話です。
Pimoroniさんとは何者か
っていうのは
こちら参照のこと。
イギリスで小粋なオープンハードをがりがり作られている方々です。イギリスといえばRaspberryPi!とゆーわけで、やっぱりRaspberryPi関係のガジェットをたくさん手掛けてくれています。
で、RaspberryPiと言えば今アツいのは末っ子のRaspberryPi Picoさんですね。
もちろんPiromoni さんたちもPico用のガジェットをPicoの発売開始と同時に沢山投入してくれています。
その中で、今回まず取り上げるのはこれ!
Pico Exploler Base
RaspberryPi Pico用の pico explolerってやつ。
↑なんて感じの機能があります。Picoから必要なGPIOの端子が手前側にでてきてくれているのと、2チャンネルのモータードライバが付属。
↑ピン配置
↑MOTORSと書かれている端子へつなげるだけで模型用のDCモーターがすぐコントロールできました。
※モーターってRaspberryPiとかに直接つなごうとするとマイコンを壊してしまうので、ドライバが必要なんです。そういうのが最初からついてるってのはいいですねー☆
そのほか、小さなブレッドボードが最初からついているので、その上でちょっとした実験ができたり、ピエゾスピーカーもついているので
こんな遊びもできたりしますw
それから、MicroPythonだけでなく、C/C++のライブラリも公開されていて、
デモプログラムだけでこのクオリティ!(動画再生してみて)けっこう高速にらくらくうごいちゃいます。
と、いうところまではじつは前置きでしてw
本当にお伝えしたかったのはこっち!
PIMORONI BREAKOUTインターフェース
↑この右上についているBREAKOUTというやつ。
これがまたなかなか小粋な奴なんですよー。
このブレイクアウトポート、Pimoroniで規格化されていまして
↑こんなかんじでいろーんなチビボードがすでに沢山リリースされています。なんだかみんな形が似ていますね。この角ばったしゃれこうべみたいなデザインが実はキモなんです。
とりあえず日本のスイッチサイエンスから入手可能なやつをげっと
この、基板の下にある、しゃれこうべの歯の部分
スルーホールにピンを指して、はんだ付けして……というのが、いままでよくあるブレイクアウト基板の常だったのです。(そういう風にもつかえるようになっている)
そこを、PIMORONI さんはこんな工夫をしてくれちゃいました。
BREAKOUTポートに直接「差し込むだけでOK!」
はんだ付けいらないんです!
これはめちゃくちゃ便利ですね。
マイコンボード本体と各センサー等のモジュールをつなげる方法に、従来ならI2CだのUARTだのといった接続方法があって、それを(形だけ)統一したGroveっていうインターフェース規格もあったのですが、前知識がないとなんだか難しくて初心者は混乱してしまっていたりしました。
PIMORONI BREAKOUTは、そのケーブルすら不要にして、刺すだけでOKにしてくれています。
※逆刺し判定もついていて安心とのこと。
もちろんまだPIMORONIさんだけの独自規格なのですけど、これ、もっと一般化してくれたら、ほんと、やりたいことをブロックみたいに組み合わせるだけで実際に機能するガジェットが作れちゃう、そんな未来がやってきそうでちょっとワクワクしてきちゃいます。
とにかく難しいことがまだわからない初心者にはちょうど良い仕組みですねー。もっと一般化してほしいわー。ってことで、勝手に宣伝なのでしたw