『宙(そら)の名前』レビュー
『宙(そら)の名前』(新訂版)
林完次(写真・文)
☆彡
宙と書いて「そら」と読ます、ちょっぴりキラキラネームな本。
前回紹介した『空の名前』と読みがおんなじな公式パチモノ、、じゃなくて類似品? なのかしらんと思ったらどうやら逆なようで、もともとオリジナルはこちらの原本が『宙(そら)ノ名前』(光琳社出版)として1995年に出ていたようですね。『宙』のほうが早く。『空』のほうが類似品だったようです。(『空』は初版発行が1999年。『宙』の改訂版がKADOKAWAさんから出たのが2010年ですので、KADOKAWA版が出る際に名前と装丁をあわせたのでしょうか)
↓こちらはふるい光琳社出版版『宙ノ名前』
むかしむかし、『白線流し』というテレビドラマで出てきて有名になった本なのだとか。
当時の大人の事情はよくわかりませんが、どちらにしても素敵な本です。二冊並べて素敵カフェの本棚になんかに良く置いてあったりしますw
かたや日光によって彩られた日中の空を中心とした構成で、こちらはお日様が隠れて以降の、夜の世界を中心にした構成になっています。
青空篇同様、夜空のすてきな写真と言葉でつづる歳時記風の天体図鑑。
まず真っ先に出てくるのはやっぱり『月』の章。以下、『夜』、『天』、『春』・『夏』・『秋』・『冬』の星の章、オマケで88星座の一覧表と索引で構成されています。
夏の夜空にかぎらず、一年中夜空には星が輝いています。天の光はすべて星。なんて言ってたSF作家もいましたが(ロボットアニメじゃないよ?w)我らを取り巻く宙(そら)の星々を眺める際に最適なガイドブックです。また、天気が悪かったり夜空がよく見えない都会に住んでいても、この紙でできたプラネタリウムを眺めるだけで天の星空に思いをはせることができる、素敵な本なのです。おすすめ~☆彡
余談①
同じくKADOKAWAさんから『色の名前』という本も出ています。
これも面白そう、この三冊並べたいですね~☆
なんて思ってたら、Amazonさんがぞろぞろとサジェストしてきました><
皆揃えないとダメ??><
余談②
ちなみに先日、この本を片手に星空のイベントへ行ってきました。
胎内と言ってもお腹の中ではなくw 新潟の天文台のある山の中です。キャンプ装備で星空ウォッチング☆彡
ステキでしたヨー。めっちゃ暑かったけどー><
このnoteページのトップバナーはその時に(iPhoneで)撮った北斗七星。
さすがとっても空気が綺麗で、天の川もばっちり見えたし、iPhoneでもこのくらいの写真が簡単に撮れちゃいます。
でもでも、よく考えたら(考えるまでもなく)夜中に紙の本開いてもまっくらで何も読めないのよね(馬鹿)><
次は紙じゃなくて電子書籍版を持っていこうと思います><