作る楽しさ、再び。
ここ数日間、島らしからぬ寒さに、家の中でありえない居心地の悪さを感じて遂に暖房を付けました。
石垣島に住んでから、何故か暖房器具に頼るちょっとした敗北感みたいな気持ちが生まれてしまって、暖房のある家に引っ越してからも、暖房を付けるとゆうのはとても稀な事。
何故敗北感になるのかは分からないけど、島ではそもそも今まで暖房に頼るとゆう選択肢がそもそもない家もあったり、あと数日したら必要ないのに、みたいな謎の負けず嫌いみたいな感じだと思う(現に今日はもう暑すぎるぐらい)。
それで何の話かと言うと、私のふくらはぎがガサガサになったのである。
いつも保湿オイルは自社製品を愛用していてとっても優秀なんだけど(言わせてね)、何か品薄が続いていて、自分の分の詰め替えをゲットするのを忘れてしまったのだ。
そんなこんなでちまちま使っているわけだけど、ちょうど「過度な保湿が乾燥を生み出す」みたいな説に取り憑かれている時でもあって、何かケアは最小限で、みたいな時期でもあった(割と元々最小限なのだけど)。
とにかく、「何か痒いな」と思った時にはもうふくらはぎに地割れが起きていた。
かかとでも、ひざでもなく、ふくらはぎ(スネらへん)って地割れするんだ、ってゆう驚き。
作ること、再び
「そうだ、工房に使ってないホホバオイルがあったな、気になって買ったけど最後まで使っていなかったタマヌオイルもあった。」と思い出したのでいそいそと工房へ。
サンプルの使ってないポンプ瓶に移して、混ぜて。
(気分を盛り上げる為に、ラベル貼ってみた)
最近は商品を使うのが当たり前になっていて忘れかけていたけど、アロマとの出会いはこんな感じだったなぁと。
自分でちゃんと料理を作り出した時と同じで、「これとこれを混ぜたらどうなるんだろう」とか「これはこんな使い方も出来るんだ!」とか。
思うに、化粧品は「買うのが当たり前」でみんな買ってるし買う以外の選択肢ってあまり教えられて来ない。
けど、料理だってきっとそうで、現にご飯全然作らない外食が基本な国だってあるわけで、それが当たり前だったらそれはそれで文化だ。
逆にちょっとドレッシング作る、ぐらいの感覚でスキンケアを作る、みたいな感覚が浸透したら面白いのに。そんな国も、沢山ある。
何って、全身に惜しみなく塗るオイルが気持ちの良い事。
食卓に出てくるのがインスタントの味噌汁か手作りで味噌から作られた味噌汁かって話で、どちらでも生きては行けるのだけど、やっぱり手作りの方がほっこり美味しく感じる。
何が言いたいのかというと、手作りのものって大変そうって敬遠されたり、私も日常の中で時間のない事を言い訳にしてしまう事はよくあるけど、"実は逆なんだ"ってゆう気付きの話でした。
自分の体調や変化を気遣って日々過ごすと、忙しない時間が少し豊かになる。
手作りの良さって、肌に優しい成分とか添加物の安心安全とか色々あるけど、こんな時間と気持ちのギフトのようなところだったりするなぁって。
SunnyTimeの一番初めの原点に戻った気持ちで思ったのでした。
自分は、"作る事"あんまり好きな人間じゃないと思っていたんだけど、全然そんな事なかったみたいです。
形は変わりながらも、日常の中の"少し良い時間"を伝えたいってゆうリラクゼーションサロン時代からSunnyTimeの名前にもなっているコンセプト的なところを再確認。
新しいお店"集うと憩う"も、とてもニッチなところを攻めているけど、そんな色々を伝えられるお店になるといいな。
いや、するぞ。