「ねぇ、面倒見てくれるのかしら？」貴女はその言葉を聞いて何処かへと行ってしまい しかも浮気している何て本当に何て事をしているのよ!?

暖かい日差しが私室内へ差し込む最中で私が具合悪く横になっているのを
見ているメイドであるアレリアなのですが私事、侯爵令嬢ユメリアは本当に
立てない程に具合が悪いのですから如何しようなのです。

そんな最中で貴女は微笑みながらにこにことしているのでこのまま面倒を
見てくれるのかなって思いますと本当にしっかりと面倒を見てくれるので
私も微笑ましい限りで御座います。

しかしながらも私はこう言うのです。

「ねぇ、面倒見てくれるのかしら？」
そう言うと貴女は驚き目を見開いているのでして
そのままこのお部屋から出て行くと何処かへ行ってしまい
本当に如何しようもなく寂しいのでして
悲しいのですから辛いのでして嫌なのです。

(何処に行ったのよ、もうっ)

ユメリアとアレリアは婚約関係ですので何時も微笑ましい限りですので
笑って過ごしているのですから嬉しい毎日。

但し、アレリアが面倒を見るのをやめてしまい
そんなアレリアはグレフェス王都内で男性やら女性やらを口説いているも
失敗ばかりですがそれでも口説き続けているのですから本当にアレリアは
楽しそうにしているのでこれはれっきとした浮気なのでしょう。

数時間後。

アレリアがユメリアのお部屋へ戻るとユメリアがアレリアの事を
睨みつけているとアレリアは不思議そうな顔をしているのですから
本当にとぼけているのは当たり前で如何しようもありません。

「アレリアって何処へ行っていたのかしら？」
問いかけると貴女は笑みを浮かべながら
「それはね、口説いていたの、あはははは」
「何ですって？ 私が具合悪いのに面倒も見ずに
そう言う事をしていたのね、最悪じゃない」
「最悪？ いいえ、違います、浮気ですから!」
誇らしげに貴女は言いますが本当に許せないし、
あるまじき行為ですのでイライラしているのですし、
苛立っているのですから私は重い腰をあげて
白いベッドから下りると崩れ落ちると
「あははは、具合悪いのに動いている何て
可笑しいじゃない、やめなさいよ、ざまぁないね!」
笑われてもっと苛立っているのですから私は
よろよろと立ちながら貴女の元へ行きますと
「こうして差し上げますわ」
右手で貴女の頬を平手打ちしようとすると逆に止められてしまい、
如何する事も出来なく悔し涙を流しているのでして
本当に泣いていると
「ユメリア……婚約破棄致しますね」
そう言い残して貴女はこのお部屋から出るとそのまま何処へ行くのでした。

アレリアは蹲って泣き続けているのでした。