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絆を感じる脳内ホルモン「エンドルフィン」を出す方法【宗教の起源⑱第六章④】
こんにちは、らるです。
今日で、宗教の起源、第六章の話も
終わりになります。
今日は、絆を感じさせるホルモン
エンドルフィンと
儀式についてのお話です。
鍵は「動きの同期」
儀式というと、
「たくさんの人が一緒に行う」
というイメージがあるかと思います。
皆で同じ方向を向いて
同じように祈りを唱えたりしますよね。
このような、「同期した動き」には
催眠的な効果があって
仲間意識を高めてくれるんです。
小学校の運動会で
無理やり踊らされた踊りも
実は絆づくりには
役立っていたんですね。
この辺りの「同期」の効果を
ダンバーさんはボート漕ぎの選手で
確かめています。
ここで比較したのは
独りでこぐ時と
チームでこぐ時です。
全く同じ力でこいでいるにも
関わらず、
チームでこぐ方が
単独のときより、
エンドルフィンを生み出す効果が
100%も増したそうです。
この効果は、ダンスの実験でも
全く同じ効果が出ています。
「誰かと一緒にやる」ことにこそ
意味がある
ということなんですね。
男性と女性の声が1オクターブ違う理由
男性と女性で
声の高さが違う…というのは
皆さんご存じかと思いますが
実は、この違いというのが
「ぴったり1オクターブ」なのだそうです。
このおかげで声域の異なる声でも
斉唱が可能になります。
この性質を
「オクターブ等価性」といいます。
これがなんと
「大きな集団で結束を強めるためにこうなった」
のだそうです。
基本的に、身体が大きい方が
声は低くなる…のですが
それにしても、男性の声は
「低すぎる」のだそうです。
本来、体格と声の高さを比例関係で考えるなら
男性は3メートルくらいの身長に
なっているはずだ、というわけです。
男性と女性とが
声を合わせて歌うために
男性はこの声の低さになったのだ
…ということなんですね。
面白い話だなぁ、と思います。