「常識」のある人の3条件【論語と算盤】
もしかして、私には常識がないのかも…
と、思い始めています。
らるです。
今日は、渋沢栄一の「論語と算盤」より
「常識」についての話です。
常識…というと
「わかっていて当たり前」のこと
という気もしますが
その一方で
「常識に縛られていてはいけない」とか
「そんなのは過去の常識」といったように
常識は変化していくもの、ですし
常識を振りかざして
それができない人を蔑んだり…
というのも、あまりよくない気がします。
実は、「常識」というのは
完全に得るのは難しいものなんです。
渋沢栄一は、「完全な常識」を得るための
3つの要素を挙げています。
それは知恵、情愛、意志です。
知恵、情愛、意志がバランスを保って発達
言動、挙動が中庸を保つ
これが常識だというわけです。
ただ知っていればいい
という話ではないんですね。
知恵の弊害→悪だくみ、ごまかし→情愛で調整
情愛の弊害→感情に走りすぎる→意志で抑制
こういうバランス感覚になっているんですね。
実は、この知情意の三要素は
『ビジョナリー・カンパニー』を著した
経営学者のジム・コリンズも同じようなことを
指摘しているそうです。
人間として大切なことは
古い時代でも新しい時代でも
東洋でも西洋でも変わらないんですね。
まとめ
「常識」を得るために必要なのは
知恵、情愛、意志 の3つのバランス