私は運がいいのか?
先日、松下幸之助氏の話を
紹介しました。
採用面接の時に
「あなたは運がいいですか?」と聞き
わるいと答えれば落とすという話です。
あらためて、私がこの質問をされたら
どう答えるかというのを
考えてみました。
私なら
「運がいい」と答えるでしょう。
すなおにそう思っています。
私は裕福な家庭に育っていません。
両親とも共働きで、
平日の夜に家族がそろうことは
ありませんでした。
体も強い方ではなく
子供のころは、喘息を抱えていて
夜中、苦しくて眠れないことも
頻繁にありました。
ただ、とはいえ、両親がいない間は
祖父母が世話をしてくれたし
夜中に喘息の発作がでても
母はイヤな顔一つせず看病してくれました。
そういう愛の有る家族の中に
育つことができたのは
間違いなく幸運です。
大学受験には失敗しました。
現役のときは、単に勉強不足で落ちたのですが
一年の自宅浪人を経たあとは
模試ではA判定しかとっていなかったのに
第一志望に落ちました。
不合格がわかった日には死にたくなったのを
今でも覚えています。
ただ、その後、第二志望で入った先では
今にまで続く友人関係も含めて
とても得難い経験がたくさんできたので
これも好運だったといえるでしょう。
私はもともと薬剤師を目指していましたが
大学に落ちたことで、結局
方向転換を余儀なくされました。
けっきょく、就活も全然うまくいかず
大小問わず、すべての企業に落ち続けましたが
最後に、研究室の隣の席の先輩に
勧められた大企業を受けて
たまたま受かりました。
結果的に、最初の希望通り薬剤師に
なるよりも、高い給料のもらえる仕事に
つけています。
これもまた、好運だったと思います。
こうして、運がよかったと思える経験を
振り返って思うのは
「不運ぽい話から始まっている」こと
「人との関係が絡んでいる」こと
です。
人間万事塞翁が馬、というのは
ホントにその通りだと思います。
一つの事象だけ、切り取ってとらえても
それが結局好運なのか、不運なのか
わからないもので
「好運、不運どちらで解釈するかは自分次第」
ともいえるでしょう。
また、運は、人によって運ばれてくる好機
なんてことも言われます。
どんな形で運ばれてくるかは
分かりませんが
周りの人とのつながりを大事にして
日々感謝しつつ
運んできてくれたものを
つかむ心持ちでいることも
運をよくするためには大切なのかなと
思います。
私は今後も、運のいい人生を
送っていきたいと思います。
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