企業が考えるべきLGBTQ+対応の現実的な課題
こんにちは、らるです。
今日は、LGBTQ+と社会的配慮について
現実的な課題を考えてみたいと思います。
最近、多様性を尊重する
「ダイバーシティ」という考え方が
企業や組織で注目されています。
その中でもLGBTQ+に関する配慮は
重要な課題の一つです。
さらに、SDGs(持続可能な開発目標) の
一環としても
社会の多様性が重要視されています。
今更、「全く配慮しない」なんてことは
許されない時代になっているわけです。
ただ、配慮をしましょう…とは言っても
会社視点で考えたとき
大きな問題が発生してきます。
お金の問題です。
LGBTQ+対応における更衣室問題
例えば、更衣室を例に挙げると
体は男性だが心が女性という方にとって
更衣室はとてもデリケートな問題です。
男性用更衣室で着替えをすれば
周りの男性の目があります。
きっと、居心地が悪いでしょう。
くなる可能性もあります。
かといって、女性用更衣室に入ると
他の女性から見れば
身体的には男性の方が入ってくるわけですから
これはこれで、周りの方の不安感
が生じることもあります。
そのため、LGBTQ+に配慮するためには
個々に区切られたタイプの更衣室が
整備されていることが理想的…と言えます。
実際、そういう更衣室を準備しているところも
あるそうなのですが、
当然お金はかかってきます。
トイレの問題:性別を超えた配慮
更衣室に限らず トイレでも同様の課題があります。
「男性用トイレ」「女性用トイレ」のような
性別が分かれた環境だと
先ほどの更衣室の件と同じように
どちらにも入っても懸念があります。
こうした問題への解決策として
「誰でも使えるトイレ」が設置されている
ところもあります。
私の会社でも、数はそこまで多くはありませんが
設置されているのを見たことがあります。
ただ、設置時にはそれなりに大きな工事が
必要でした。
経済的な負担と対応の難しさ
しかし、これらの施設を
新しく整備するためには
相応のコストが必要です。
新しい施設を作るには
企業や組織にとって
経済的な負担も伴います。
ある程度大きな企業なら
その余裕もあるかもしれませんが
そうでないところでは
これは、かなり大きな負担になるでしょう。
まとめ:課題解決に向けて
LGBTQ+に対する社会的な配慮は
進んでいるとはいえ
「更衣室」「トイレ」といった
身近な場所での対応は
まだまだ不十分な部分がある
配慮が行き届くのが理想だが
経済的な負担や既存の施設構造の制約など
現実的なハードルが多いのも事実である