ちょっと親切にしてくれたおじさんに、「一緒に食事しませんか?」と言ってみた結果…【Nさんとお話をして】
人生はどう転ぶかわからない
しみじみそう思います、らるです。
今日は、お話を聞かせていただいた方の
体験談が非常に面白かったので
紹介します。
チャンス、というのはどういう形で
転がってくるかわからない
そんなことを感じさせてくれる話です。
Nさんは
とあるお店で食事を取ろうと
しているところでした。
そのお店は丸〇製麺的な
自分で食べ物や食器を取るタイプの
お店でした。
Nさんが自分のメニューを取り
席に向かおうとすると
後ろから一人のオジサンが
話しかけてきました。
「スプーン、取り忘れてますよ!」
Nさんはお礼を言い
スプーンを受け取ると
席に向かいました。
しばらくすると
先ほどのオジサンが、比較的近くの席に
座って食事していることに
気が付きました。
Nさんは
(せっかくだし、あの親切なオジサンと
一緒に食べようかな)
…と思い、声をかけ
一緒に食事をすることになりました。
一緒に食事をしていれば
当然、何か話すことになります。
Nさんは、昔からずっと好きだった
「絵を描くこと」についての
話をしたそうです。
すると、そのオジサンは言いました。
「君は、絵が好きなんだね。
最近、うちの会社でも絵の仕事を
発注することがあってねぇ…」
なんと、そのオジサンは
とある会社の社長さんだったんです。
そして、ちょうどお仕事を探していたNさんは
勇気を出して言ってみました
「絵の仕事、私にも貰えませんか?」
すると、そのオジサン社長は答えました。
「じゃあ、今度、あなたのポートフォリオを
見せてください」
本当にひょんなことから
採用選考されることが決まったんです。
キャリアは偶発性に左右される
以前に紹介しましたが
自分の人生のキャリアというのは
かなりの部分、『偶然』に左右されます。
今回のNさんの体験談も
まさに「偶然」からきたものだといえます。
計画された偶発性理論のポイントは
以下のものです。
ただ、偶然に左右されるからと言って
「何をやっても意味がない」というわけではなく
●最終的に満足のいくキャリアを獲得した人には、むしろそうした偶発を積極的につくりだし、自己の潜在的可能性を大きく開いた跡が見られる。
つまり、「積極的に」「偶発をつくる」ことを
やっていくことが大事だというわけです。
ほんのちょっとした縁から
オジサンに話しかけ、自分の話をしたNさんは
まさに「積極的に」「偶発をつくった」と
言えるでしょう。
やっぱり、チャンスは自分から
動いてこそ生まれるんだな
…と、改めて感じさせられる話でした。