平均は平均でしかなくて、しっかりした子はちゃんと居る ~採用イベントでの一コマ~
読書する採用担当、らるです。
最近、頻繁に紹介していた本で
「最近の学生は良い子症候群」
「失敗が怖いので目立つことはしない」
「例えいいことでも目立つのはいや」
という話が書いてありました。
ちょうど、
次年度に向けた採用イベントが
始まる時期だったので
「今の子は積極性はない」
「こっちが全部お膳立てしないと…」
などと、意識をしていました。
で、つい先日、
実際に学生を呼んで行うイベントを
やってみたわけです。
すると…
正直、杞憂だった
はっきり言って、私の心配は杞憂でした。
説明会をやれば
質問は答えきれないくらいに
でてきますし…
グループトークをやらせれば
初対面同士でもすっかり打ち解けて
話は弾んでいたし…
質問が出なかったとき用の時間稼ぎのお話や
グループトークが盛り上がらなかったとき用の
話題…なんかも用意していましたが
全く出番はありませんでした。
ホントによかったなあ…と
しみじみ思いました。
本に書いてあったことはウソ?
今回来てくれた学生だけをみれば
本に書いてあったことは当てにならない
…という判断にもなりそうですが
それはきっと、
バイアスのかかった見方なのだと思います。
というのも、今回会った子たちは
・3年生の初期からしっかり動き出して
いる意識の高い学生
・さらにその中から選考をして通した
子たちが集っていた
このような、上の方だけを見て
「今の子たち」全体を見たつもりに
なってはいけないでしょう。
今回来ていた子たちも、
すでに複数のインターンに参加しているとのこと
うちの会社はたくさんある候補のうちの一つに
過ぎないわけです。
おそらく、私が
「是非うちに来てよ!」なんて言っても
「もっといいところに行くんで。すみません。」
となってしまうような子たちです。
だからこそ、今の時期にイベントに
来てくれる学生を見て
「このレベルの子が欲しいな!」
などと、今の時点でイメージを固めてはいけない、
と自分を戒めています。
世の中の平均がどんなものなのかは
本などの情報で得つつ
実際に会う子たちのことは
しっかりと、偏見を持たないよう意識しながら見ていく
これでやっていきます。