『幻想』がすべてを作り出す
こんにちは、らるです!
私達は常に『幻想』に導かれている
なんて言うと、宗教っぽいでしょうか
しかし、実際そのとおりなんです。
私達が恩恵を受けている『文明』は
常に『幻想』の影響を受けてきたからです。
今日は、前回に引き続き
『群衆心理』第二篇 第二章から
『幻想』について説明します。
・幻想
ル・ボンは『幻想』について
以下のように述べています。
芸術上、政治上、社会上の思想にして、
幻想の強力な刻印を受けないものは、
一つもない
幻想が、諸民族にかつて
壮麗な芸術と偉大な文明とをもたらす
あらゆるものを創造せしめた
思想を生み出し、芸術、文明の素に
なっていく『幻想』
この『幻想』を生み出すのが
指導者の存在理由である
と言えます。
…
一方で、この『幻想』を打破し
真実を導くのが哲学者です。
しかし、この『哲学』は
民衆を導くことはできないのです。
それは『幻想』を作れず
民衆を魅了する力が無いためです。
『群衆』に力を与えるのは
常に『真実』ではなく
『幻想』=『誤謬』なのです。
これまで群衆が、
真実を渇望したことはなかった。
群衆は、自分らの気にいらぬ
明白な事実の前では、身をかわして、
むしろ誤謬でも魅力があるならば、
それを神のように崇めようとする。
群衆に幻想を与える術を
心得ている者は、
容易に群衆の支配者となり、
群衆の幻想を打破しようと試みる者は、
常に群衆のいけにえとなる。
つまらない真実より
魅力的な嘘によって動く
それが『群衆』の性質であり
それを理解することが
指導者には必要、ということです。
今日のまとめ
思想、芸術、文明は
『幻想』を原動力にして作られた
『幻想』を与える術を持つ
指導者が『群衆』を支配する
…
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
記事を読んで感じたことがあれば
気軽にコメントしてくださいね!
楽しみにしています!
毎日更新していきますので、
今後とも宜しくお願いします!