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モノやサービスを広げる力は~~欲である
結局、人間も動物なんだよなぁ…と
しみじみ感じています。らるです。
今日は、Webが広まった理由に
ついてのお話。
最近、Web3なんて単語が
よく聞かれるようになりましたが
そもそも、私たちがこうして
使っているWebサービスは
どうして広がったのでしょうか?
「性欲」によって広まった!?
モノやサービスが世の中に広がる時、必ずそこには人間の強い欲望を刺激する仕組みが潜んでいます。1970年代後半から80年代にかけて家庭用ビデオテープレコーダーのシェア争いで、VHS方式がベータマックス方式に勝利した一因が、アダルトビデオのラインナップ充実度の違いだったというのはよく知られた話です。
ウェブの黎明期、Web1・0の普及の一因となったのも、やはりアダルトコンテンツでしょう。アダルトサイトを見たいがために、頑張ってパソコンを買って、ネットにつなげた人も少なくなかったのです。Web2・0についていえば、隆盛の理由をすべてアダルトコンテンツのせいにするわけではありませんが、強い影響力があったと思われます。特にWeb2・0ではSNSが登場したことで、ネットは男女の出会いの場として重要な役割を担うことになりました。
私が子供頃よく使っていたVHSが、
アダルトビデオのラインナップの充実度で
シェアを取っていった…という話は
初耳でしたが、実はこの状況はWebの広がりでも
同じだったんです。
アダルトサイトを見たいがために
パソコンを買ってネットにつなげた人も
少なくなかった…
最初に読んだときは
「いやいや、そんなことは無いでしょ」
…と否定したくなりましたが
自分自身の思春期の頃を思い出してみると
「たしかに…」と思わざるを得ず
パソコンを持っていない友達が
わざわざ私の家に来て
「アダルトサイト、見せてくれよ…」などと
頼まれた経験もあるので
そのくらい大きな衝動だということは
間違いないのでしょう。
極論すれば、Web1・0とWeb2・0は性欲によって駆動されていたともいえるものなのです。
こういう話を見ると
人間も(もちろん私も含めて)
やっぱり動物ですし
何かを広げようと思ったら
そういった動物らしい性質を
うまく利用していく必要があるんだなぁ、と
改めて感じました。