やればやるほど、だんだんうまくなる…というわけではない。
やったことには、すぐ成果が欲しい
…と思ってしまいます。
らるです。
今日は「成長」に関する話です。
何かを学び始めたとき
練習し始めたとき
期待するのは
「やればやるほど上達すること」
だと思います。
1時間かけたら
1時間分うまくなっていたい
そう思うのは当然のことです。
ですが、実際の「成長」というのは
そうシンプルには進まないんです。
根気が肝心
だんだんと、絶え間なく進歩する…
のではないんです。
ある時に「急成長する」ものなんです。
急成長ばかりならいいのですが
そういうわけでもなく…
いくらやっても成長が訪れない
それどころか下手になってしまう
そんなことさえあるんです。
これを「プラトー」と呼びます。
そして、この「プラトー」によって
何が起こるかといえば…
やる気をなくし
投げ出してしまう
…ということが起きるわけです。
人の努力が続かない理由がここにあるわけですね。
もちろん、このプラトーを乗り越えれば…
前触れの無い、突然の「急成長」を
感じ取ることができる、というわけです。
今日の話自体は
『話し方入門』からもってきましたが
実は、以前にも同じ話を紹介したことがあります。
合気道の達人である著者が書いた
『達人のサイエンス』です。
本書の中でも、
今回の記事で紹介したプラトーの話し方が
されていて
『プラトーとの向き合い方で
達人になれるかどうかが決まる。』
とさえ言われています。
やり続けても成長の無い
プラトーの時期に
焦り過ぎず、かといって
怠ることもなく
上を目指し続けられるか
これが、成長するためのカギに
なっている、というわけです。