老衰死は理想の死に方か?
こんにちは、らるです。
先日、こんな本を読みました。
(2024/7/1時点 kindle Unlimitedで読めます)
こちらの本は、
延命治療の(悲惨な)実態や
海外での医療における死への向き合い方などを
通じて「単に長く”死なない”ことは、いいことではない」
ということを伝えてくれる本になっています。
なかなかショッキングな内容が
書かれている本でしたが
必ず自分自身も向き合う問題だと考えると
目をそらすわけにもいかない…と
考えさせられる本でした。
今日は、この中から
理想の死に方として、よく名前の挙がる
「老衰死」について紹介します。
実際には「老衰死は生易しいものではない」
という話です。
メディアは伝えない、老衰死の現実
確かに、私も漠然と
老衰死=安らかな死 というイメージを持っていました。
これを読んでいる方も
似たようなイメージを持っている人が
居るのではないでしょうか?
ですが…
元気なところから、
スッと…というわけではなく
長い間の「耐える」期間が発生します。
見たり聞いたりする力が衰え
楽しむこともできず
おいしいものを味わうこともできず
下の世話も含めて
あらゆることを人に任せることになります。
呼吸も苦しく
言葉を発するのも無理… となってから
死を迎えるのが、老衰死だ
というわけです。
死なない、というより
死ねない、の方が近いのでしょう。
こういう現実的な話を知ると
とにかく長く「死なないでいる」ことが
必ずしもいいことではないのだな…と
感じます。
いざ、死に直面したときにでは
考えるタイミングとしては遅いので
どんな手段を使ってでも
少しでも長く死なないでいたい…のか
そこまではせず、死を選ぶのか
その意思表示ができるように
準備をしておく必要があると感じました。