最強のプレゼンター キリスト【儀式論 第11章 世界と儀式】
プレゼンスキル…というと
今、多くの人が欲しいモノですよね。
人に何かを伝え、動いてもらう
自分の望んだものを選んでもらう
…そういったときには
必須のスキルです。
では、歴史上、最もプレゼンテーションに
優れていた人物とはだれか?
その答えは
「宗教家」だと著者は言います。
本書ではとくに、キリスト教に
スポットをあてて
この最強のプレゼンテーションを
説明しています。
…
実は、ヨーロッパは
土地ごとキリスト教のプレゼンに
使われている…と言うんです。
ヨーロッパでは、どこに行っても
その土地で最も高い所に
十字架のついたキリスト教の
大寺院があります。
そして、この大寺院は
豪華な彫刻と絵と宝物で
飾られているんです。
キリスト教徒でなくても
感動してしまうことは
間違いないでしょう。
一例としてパリのノートルダム寺院では
こんな仕掛けがあるそうです。
芸術的な仕掛けを使って
キリスト教はプレゼンしてくるんです。
建築、音楽、絵画、彫刻…
すべてを動員して、神のありがたさを
推してくる…というわけです。
この宣伝力は圧倒的で、著者は
現在の宣伝様式は
すべてキリスト教に属する
…これはまた強い言い切りですが
その位、キリスト教のプレゼン力は
すごいという事なんでしょう。
このプレゼン力の結果
世界で最も知られている歌は
「きよしこの夜」
最も多く描かれた画像は
「キリスト」
世界最大のベストセラーは
「聖書」
となっているわけです。
実は、あのヒトラーの宣伝も
キリスト教の戦略を利用していると
言われています。
宣伝したい人はキリスト教に学べ!
ということですね。
…
まとめ
歴史上最も優れたプレゼンターは
宗教家である。
特にキリスト教は
全ての芸術を使った
プレゼンに長けていた
全ての宣伝様式は
キリスト教に属する
と言ってもいいくらいである。
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