合成洗剤の選ぶ基準は高校時代に・・
さて、続きの合成洗剤のお話です。
私は高校時代を女子高で過ごしたのですが、
(私が最後の女子高生で、次の学年からは共学になりました)
家庭科の先生がそれはそれは熱心な先生でした。
授業の際に
「あなたたちは賢い日本の母にならなければなりません。」
っておっしゃるんですよ。
今聞いたら、なんという時代錯誤なww
っていうお言葉ですよね。
でも、そうじゃないんです。
先生は
「良いですか?間違っても
『直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(通称LAS)』の入った洗剤など、使ってはいけません。
生分解性が悪く、河川を汚染し、ゆくゆくは海洋汚染に繋がるからです。
日本の国土を汚すような、浅はかな母ではいけません。
賢く安全な環境を守る人にならなければだめです」
私はなんとなく、家庭科とは全く関係ない時でも、
その呪文のような直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
いつもいつもモゴモゴと口の中で唱えていました。
高校卒業後、進学や就職のために独り暮らしをするようになり、
洗濯洗剤を買うようになるわけですが、
新聞契約すると洗剤が一つとか二つもらえたりしたんですよね。
洗濯洗剤も、食器洗剤も・・
そこで、箱の背面を見てみると
「LAS」
「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」
書いてあるんですよ。。。
そうか、先生はこれを言ってたのか。。。と。
でもお金もないですし、仕方ないので使っていました。
私の場合、経歴がちょっと複雑なので、あれなんですけど、
私の業界の中では、結婚が比較的早かったので、結婚してからは
LASの入っていないもの&無香料のもの
これを選んで買っていました。
先生のあの真剣さ、きっとこれは間違いない選択だと思っていたからです。
先生の授業を受けてから6年の月日が経っても
忘れる事が出来なかった程、私の心の中に残っていました。
妊娠し、子供を産んでからというもの、
私が使う合成洗剤はLASの入っていないもの、無香料のもの。
どんなに姑に迷惑がられてもw(場所を取るから同じ洗剤使えと言われた)
あんな臭いのする洗剤は使いたく無かった。
手洗いすると手がカピカピになって、アカギレになってしまう洗剤は
絶対に使いたくなかった。私の為にも子供の為にも。
結果
先生の授業は33年後の私を助けてくれる事に繋がっていました。
ほんとに良い授業をして頂いたと
心から感謝しています。
でも、生協ではセフターEという洗剤を買ってたんですが、
別居だの離婚だの、なんだかんだで忙しくなり
生協もやめてしまって・・
ドラッグストアでも無香料で、LASの入っていない物があったので、
そちらを使うようになりました。(粉の洗剤)
でも、三年程前から見かけなくなり・・・
会社のHPにも商品が無くなっていました。
買い物は投票という言葉がありますが、
ほんとにその通りだと思います。
無香料で安全な洗剤や石鹸が当たり前のように買えるよう、
皆さんで企業を支えていきましょう♪
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