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薬剤師の今後の給料って???

・はじめに

先日、Twitterを眺めていたら、給料の話が少しずつ
出てきていました。
先日、日経DIでも薬剤師の給与の話が出ていました。

誰もが、昇給を望むとは思いますが、
現実はそんなに甘くはないというところだと思います。
今日は、世間状況を踏まえながら今後について、
少し書いていこうと思います。

・日本の給与状況


わかりやすいのが下記の記事になります。

国税庁『令和2年分 民間給与実態統計調査結果』が公表されており、
1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は433万円で、
2年連続の減少。
所得金額階級別に世帯数の相対度数分布をみると、
「200~300万円未満」が13.6%
「300~400万円未満」が12.8%
「100~200万円未満」が12.6%
所得300万円未満の世帯が最も多くなっています。
中央値(所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値)
437万円
平均所得金額(552万3千円)以下の割合は61.1%と過半数を超えています。

ここから言えることは、
貧富の差が大きいということです。
ある程度、保険制度等で諸外国ほどではないですが、
最低限のインフラは整っており守られてはいますが、
日本の社会情勢や会社内も欧米化が進んできており、
年収もそれに合わせてくることかと思います。

詳細は、下記のリンクをご参照ください。

・薬剤師の給料

一方、薬剤師の給料はどうでしょうか?
資格職で守られているというイメージかとは思います。

上記の記事を見ると、
2019年の薬剤師平均年収は562万円となっています。

ここで注意すべきことがあります。
通常の企業と異なり、薬剤師の給料は、
始めは比較的高いですが、上り幅は狭く、
ある一定金額で頭打ちする可能性があります。

理由としてはいくつかあります。
①店舗などの売上げはある一定量以上行かない
②評価の物差しが明確にすることができない
③国の制度で売り上げが変わってしまう。
などがあります。

もちろん、薬剤師の業種によって、
これを打破することもできるかと思います。

ただ、最近感じているのは、
医療業界も、だんだんと一般的な企業と似てきつつあります。
大手では、すでに一般の企業と同じような給与。評価制度を
使っているところもあるようです。
調剤であっても、予算達成や加算算定率、貢献度など
様々な状況を元にして給与に反映しています。

いい方は悪いかもしれませんが、
営業と同じくノルマがあるといっても過言ではないかと思います。
もちろん、ノルマが達成できなければ、
給与が頭打ちする、もしくは下がるといったことが起こります。

考えてみてください。
年齢が高く仕事ができないやらない文句を言う
高給取りの薬剤師は、
必要でしょうか?

自分であれば、お疲れさまでしたとして肩をたたき、
やる気があり、しっかり収益を上げてくれる若い薬剤師を
使います。
若い方であれば、人件費も安く、しっかり仕事をして、
薬局等に収益を与えてくれる。
いいことづくめです。

でも、これは最終手段だと思います。
ようはこうならないように、
日ごろから収益構造を安定させ、
従業員の方々にも経営状況を把握してもらい、
自主的に薬局のために何かできるか考え、動いてもらう
ということが大事だと思います。

・やれること

では、やれることは何があるのでしょうか?

もちろん、業種によっても変わります。
大事なことは、自分の棚卸足りないところの見極めだと思います。
この時に、足りないところが多すぎると嘆いてはいけません。
できている自分も認めてあげることが大事です。

足りないところを知るということは、
・ライバルとの差を認識すること
・自分がライバルとの差をつけるために必要なこと
・世間の需要と自分のスキルとの差を知ること

ことです。
これは、どの業種にも言えることだと思います。

自分がいつも感じていることとして、
薬剤師の業界は、どの業界にも言えますが、
薬剤師を持っていない方々に比べてかなりぬるいです。
これは当たり前のことで、
そもそも、ライバルが圧倒的少ないことが理由です。
問題なのは、それに胡坐をかいて努力をしない薬剤師が
実に多い
ということも、ぬるい状況を作っている一つの理由になります。

なので、これを読まれている薬剤師の方々。
今がチャンスです。(笑)
自分もそれを感じているから、いろいろ努力をしています。
ライバルは少なければ少ないほど、自分がよくなれば、
よく見えますからね。(笑)
いやーいい業種です。(笑)

もう一つの注意点としては、
努力の方向性があっているか?
も大事かと思います。

例えば、調剤薬局だったとして、薬の勉強だけしていますは
少し違うかと思います。
薬の勉強は当然のことです。
なぜなら、薬のプロですからね。
マネージメントであったり、接客であったり、
クレーム対応能力であったり、
新しい資格の取得をして薬局でイベントを開くであったり、
簡単に書いただけでもこれだけありますので、
やれることはいっぱいあります。

世間の需要とマッチした努力をしてなければ、
多分、その努力は、効果が少ないかもしれないからです。
ただ、安心してください。
何かしら行動を起こして努力をしていれば、
マイナスにはなりません。
日々、言い訳をして毎日をそのままで過ごしている方々とは、
異なりますのでそこは安心してください。
自分もがむしゃらに努力をしてきましたが、
ここ数年で、やっと方向性が見えてきた感じです。
ようは、やっていれば、いろんな気づきが見えてきます。
そこから、日々、修正すればいいだけだと思います。

・最後に

今後も、より厳しくなってくると思います。
キャリアで悩まれる方もより増えてくるでしょう。
努力していれば、どこから開かれますし、
それが給与等にも反映してくると思います。
毎年、診療報酬改定も厳しさを増しており、
ますます人材の優劣の差・流動性も増すかと思います。
その時に勝てる人材になることをお勧めいたします。

もし悩まれている方がいらっしゃれば
下記の仕事依頼からコンタクトを取っていただければ、
キャリア相談にも乗らさせていただきます。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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Rare Pharmacist Hide / 薬局改善・革新士(Pharmacy improvement and innovation specialist)
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