北海道日記(20)

※この日記は、2016年の2月ごろに書いたものです。

1月末に北海道に行きました。呼んでもらえたからです。たぶん呼ばれなくても行きましたが、呼んでもらえたのでありがたく行きました。
「悪い天気」という作品を書いたのですが、2014年末に北海道戯曲賞の大賞をいただきまして、その舞台作品が今年の1月末に上演されたのです。終演後のアフタートークに呼んでいただけたので、行きました。
ただ、僕だけじゃなく、奥さんと子どもも行きました。去年も授賞式やリーディング公演があって呼んでいただいて行ったのですが、「お前ばかり何度も北海道に行ってずるい。」と言われ、奥さんと子どもも行きました。

大体の家庭がそうだと思うのですが、僕の奥さんも朝の支度に時間がかかるので、北海道に行く当日、出発予定時間の1時間半前に起きました。前日までに荷物の準備は終えていたので、僕と子どもは早々に支度を終え、ニンテンドー3DSでスーパーマリオをしました。奥さんは顔と髪の毛のセットに余念がありません。
予定時間を30分オーバーして、奥さんの顔と髪の毛のセットが終わりました。スーパーマリオを存分に楽しみました。次からは2時間前に起きようと思いました。
車で福岡空港まで向かいます。僕は車の運転が下手くそなので、奥さんが運転しました。スマホにナビをお願いし、九州自動車道を突っ走りました。30分遅れのスタートですが、奥さんのドライビングテクニックを駆使すれば、余裕で到着するそうです。僕にはその辺はよくわからないので、もうお任せしました。雨がけっこう降っていて、温度差で窓ガラスがくもりました。

搭乗手続きの締め切り7分前に空港に到着しました。余裕でもなんでもありませんでした。九州自動車道が故障者で渋滞していて、途中から下道に降りたのです。荷物と子どもは奥さんに任せ、僕は福岡空港の第二ターミナル入口からスカイマークの受付カウンターにダッシュしました。ここ何年かで一番ダッシュしました。
締め切り3分前に受付カウンターに着きました。有人カウンターはけっこう人が並んでいて絶対に間に合わなかったので、自動で手続きをしてくれる機械に直行しました。事前に旅行会社から発行されていた書類にQRコードが表示されていて、それを機械にかざせば、手続きが完了するはずだったのですが、機械がQRコードを読み取りません。パニックになりました。3回同じことを繰り返しましたが、ダメでした。締め切り時間を過ぎました。あきらめて、有人カウンターに並びました。出費がかさむ、と思いました。

それにしても、なんでQRが読めなかったんだろうと思いながら、ふと、フライトの進捗状況が表示される電光掲示板を見ると、僕たちが乗る予定の便が「欠航」となっていました。欠航だからQRコードが読めないのでした。15分ほど並んで順番がまわってきて、受付の方に、「北海道の雪がひどくて飛ばなかったのですか?」と聞くと、「いえ、機材があれで。」というようなことを教えてくれました。機材があれで欠航したのでした。昼過ぎの便に振り替えて、振り替え協力金として、けっこうな金額が戻ってきました。公演にもなんとか間に合いそうです。結果オーライでした。

飛行機に乗るところまで行きませんでした。続きはまた書きます。

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