ビースターズ

大体2mm『水曜日の男』の稽古でした。
僕は未見なのですが、「ビースターズ」という大変面白いマンガがあって、ハルちゃんと、そらちゃんと、まっつんが、その面白さについて語り合っており、まっつんが、僕に面白さをプレゼンしてくれました。

「あのね、エッチなウサギが出るんです。めちゃくちゃエッチなんですよ。俺、あんなにエッチなウサギ、見たことありません。すげえエッチなんです。え！？　そんなに！？　っていうくらいエッチで。俺、ウサギにあんな感情抱いたの初めてですよ。マジでエッチなんですから。だって、ウサギなのに下着つけてるんですよ？　ウサギですよ？　あ、バニーガールとかじゃありません。ウサギ、本物のウサギです、哺乳類の。あ、バニガールも哺乳類か（笑）。哺乳類のマジもんのウサギです。達郎さん、ウサギって知ってます？　全身毛で覆われてるんです。にもかかわらず、エッチな下着をつけている。必要か不要かで言うと、必要ないじゃありませんか。俺はそれを見て、もう、どうしたらいいんだと。あぁ、帰ってからまたビースターズ見よう。マジでエッチなんですから、ウサギが。あんなにエッチなウサギはいやしない」

現時点で「エッチなウサギが出る」という情報しか僕にはありません。

「それからね、内向的なオオカミが出ます。びっくりするくらい内向的で。悩んでるんですよ、すげえ。お前は碇シンジくんかと。オオカミって、肉食じゃないですか。だから彼らにとって、草食動物って食料でしょ？　けどね、そのオオカミと来たら、草食動物に恋しちゃうんです。ウサギですよ！　さっきの！　ほら！　エッチな！『なんで、俺は、こんなことに……』と、こうです！　ちなみに、内向的なオオカミは、美人のメスのオオカミから好かれてるんですよ？　それを振り切って、ウサギに行こうとしてる。もうそっちのメスオオカミでいいじゃん！って、俺なんか思うわけですよ。美人さんやもん、すげえ。しかしエッチなウサギの魅力がね！　たまらんのですわ！　そこで悩むんですね、内向的なオオカミは。達郎さん、オオカミって知ってます？　全身毛で覆われてるんです。そして肉食なのに草食動物に恋しちゃった。やべえっすよね。しかもエッチなウサギまで出る。もう読むしかないっしょ。アニメもありますよ。見るしかないっしょ、これ」

ハルちゃんとそらちゃんは、「間違ってはいないが、なんかまっつんが言うと全然違う」と言っています。

「あとね、かっこいいシカが出ます。これがまたかっこいいんですよ、シカが。かっこいいにも程がある。めちゃくちゃかっこいいシカなんです。達郎さんの想像より５倍はかっこいいシカです。達郎さんはシカ知らないと思うけど、シカっていうのは全身毛で覆われてて……」

僕の中でビースターズは、エッチなウサギと、内向的なオオカミと、かっこいいシカが、全身毛で覆われている話です。

何が言いたいのかというと、ビースターズの話もしましたが、ちゃんと稽古もしました。
あとゴールデンウィークにビースターズ読みます。

大体2mm 10周年記念公演「水曜日の男」