北海道日記(18)

(前回までのあらすじ)打ち上がりました。

とうとう最終日です。この3週間くらい、仕事と日記にしか力を入れていません。日記書かずに戯曲書いてればよかったと思いました。でも、日記書きたかったんだからしかたありません。

9時過ぎに起きました。昨日よりさらに30分くらい遅い起床です。どんどん堕落しています。昨日は打ち上げで4時頃まで起きていたので、それでもけっこう無理して起きました。飛行機が飛ぶかどうかが心配で、早めに空港に向かうつもりだったのです。窓を開けると、雪はまだ降っていました。

キャリーバッグに荷物を詰め、チェックアウトの準備をしました。結局ペイチャンネルはろくに見ませんでした。でも、見たい見たいと思いながら見れずに過ごす3日間と、いつでも見れる状況を作っておいて結局見なかった3日間とでは、精神的な余裕がちがいます。見てなくても、1000円払った時点で、実質見たようなものです。次にどこかに宿泊する時にも、僕は必ず、ペイチャンネルの販売機に1000円札を突っ込むことでしょう。
ペイチャンネルのことに度々触れるけれど、すすきののそういうお店には行かなかったのかと言うと、接点のない初対面の女の子としゃべって何が楽しいのか全くわからない俺が、高い金払ってそんな店に行くわけないでしょう(行ったことがないだけで、行けばどハマリするかもしれません)。

チェックアウトをするためにロビーに降りました。島田さんの部屋番号はすでに消えていたので、もうチェックアウトした後のようでした。島田さんとは昨夜「また、どこかで。」とあいさつをし、別れたのでした。
フロントに並ぼうとすると、フロントの人にジェスチャーで「後方を見ろ。」と言われました。ATMみたいな形の機械があって、チェックアウトの手続きは、その機械にカードキーを挿入するだけで終わるようです。おそらくペイチャンネルの購入履歴の書き込まれたカードキーを返却し、ホテルをあとにしました。3日間、お世話になりました。

今日の分まで朝食バイキングのチケットをもらっていたので、併設のカフェに行きました。昨夜散々飲んだり食べたりしたし、昼にはスープカレーを食べるつもりだったので、ちょっとだけ食べました。小さいクロワッサンがあり、となりにトースターがあったので、焼きました。トースターの内部がコンベヤー状になっていて、クロワッサンを置くと、どんどんトースターの奥の方へ流れて行きました。いい感じに焼ける頃に手前に出てくるのかなと思ったら、全然そんな気配を見せません。腰を曲げてトースターの内部をのぞいたら、クロワッサンがコンベヤーの最後尾の所で落ちそうになっていました。あわててトングで取り出しました。真っ黒でした。よく見ると、コンベヤーの最後尾の所に、かつてパンだった真っ黒の固まりがいくつか落ちていました。初心者にやさしくないトースターでした。
スマホで飛行機の運行状況を確認すると、僕が乗る予定の便は欠航にはなっていなかったので、空港に向かうことにしました。

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