色褪せない記憶
今、中学の頃に好きだった人と付き合っている。3回目のお付き合いだ。とは言っても合計してもまだ一年にも達しないが。
きっと私の人生の中で一番好きになれる人だと思う。まだ23年と少ししか生きていないけど、この先この人を超える人には出会えないと思っている。一緒にいた月日は多くないけど好きな気持ちは抱えきれないほどだと思う。その気持ちが大きくなればなるほど負の感情にも振り回される。
実際に楽しい思い出と同じくらい泣いた記憶がある。もしかしたら泣いていた時間の方が多いかもしれない。それなのに今一緒にいるのはどうしてなのだろう。何回も別れを選択してきているのになぜ私は彼を振り切ることができないのだろう。
もし、この先他の誰かと結婚したとしても私の中にはずっとあの人がいてきっと忘れることなんてできないのだと思う。
でも私はそんな人に出会えたことがとても幸せだ。本当に好きな人なら悲しかった記憶でさえも忘れたくないと思ってしまうのではないか。そういう記憶も含めてそれごと愛しているのだと思う。たとえ、この先また別れを選択したとしてもそんな彼に出会えた人生捨てたもんじゃないなと思えた。私はこの先彼との思い出に生かされていくのだと思う。