雨空

中身のない空っぽの箱を開けるみたいに
日々が過ぎていく

それって
生きている意味とか
生き甲斐とか?

何度も何度も超えたと思っても
結局堕とされる
というより
自ら堕ちてしまうのかもしれないね

あの人の声を聞くたび
言葉を噛み砕く時
痛みが伴うのは
私があの人のせいにしてるから?

きっとそうだね

体も心も否定しかできなくなってる
本質はそうなのに
その上にそうじゃないよって
超えたフリを塗り固めたって
底が変わってないなら
意味はないのにね

だけどそのせいにしてるだけで
本当は違うのかな
私次第っていうのはわかってる
難しくしてるのも自分だってわかってる

それでもそれでもって
どうして?

理由を見つけたところで
それが真実かなんて
自分でもわからない

ただ笑っていたい
それだけなのに
それができないのなら
ただ笑う
そんな瞬間を作ろう

今は無理矢理感でもいい

少しだけ回復しないと
このままじゃ
取り返しがつかないくらいに
堕ちて壊れてしまう


いるよね鈍感力

ひとつひとつのことに
名詞をつけなくてもいい

これは痛み
これは悲しみ
これは喜び
これは苦しみ

ってね
ひとつひとつ丁寧に敏感に反応しては
一つのことがらに名詞をつけることに
なんの意味があるというのか

そうしか反応できないのは
何のせい?

どーでもいいことばかりを
どーでもよくないことにして
自分で勝手に苦しんでる
なんてバカなんだ

空っぽの箱を開ける
そんな毎日は

知ってる?

私がそうしてるってこと…
まだ苦しみの箱を開ける毎日の感覚じゃなくて
よかったじゃん

だからまたやろう!

楽しいを楽しむ
私を喜ばせる

回復するために
できることをしよう

とりあえず
今日の幸せに感謝しよう

自分で作った苦しみを捨てて
雨空を見上げて
握りしめよう

空っぽを握りしめて
手を広げよう

空っぽを逃して

今日の幸せを心に…

青の見えない雨空に
明日への希望を見つける

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