本当の私
空が笑ってる
心が嬉しい歌に
痛くない空気
現実の中になんて
生きていたくないんだよ
偽物の笑顔を
嘘っぱちの心で
なんでもないフリしてうなずいて
ほんとうは
そんなの
いらない
たくさんのことに蓋をした
いろんな感情を捨ててきた
握りしめた
手の中に残ったのは
悲しみふたつ
登り坂の途中で
あなたを見たら
あなたは頂上しか見てなくて
私なんか見てなくて
大切だよって言いながら
大切にするのは
私なんかじゃなかった
いつだってひとり
誰かと一緒は
悲しみが増えてしまう
ねぇ、誰か
この心の穴を埋めてくれる人はいる?
なんでもないフリして
明日を生きる
いつかのゴールは
私にとっての最高の日になるってね
そんなつまらないことが
心の支えで
どうやってさ
前を向いて笑うのさ
死ねたらサイコーは
ただの逃げだから
そんなこと、言っちゃいけないよ
なんてね
正しこと言ってるみたいな顔
ふざけんな
痛いよって苦しいよって
泣いていていても
何も始まりはしないから
空を見上げて笑って楽を探しにいこう
ありがとうってね
感謝は溢れるほどにここにある
だけどやっぱりね
あの頃のあんな時間
傷ついてしまった心はさ
きっとね
元にはもどることはないんだろうね
きみやあなたを
生きる意味にして
マトモなフリも
もう疲れちゃったから
いつか死んだあの子に会えたら
何かは変わるかな
空の中にあの子はいるのかな
抱えてるものが重くてシンドイよ
それでもね
たくさんのことを超えて
懸命に生きていくことしかできなくて
楽観的とかポジティブとか
そんなのがさ
このなかにあってくれたらさいいのにね
全部を幼いあの頃に
繋げたい訳じゃない
自分の苦しみがそれなんだって
そのせいにして
納得したかっただけなのかもね
必然的に出会ったきみが教えてくれること
いろんなことは間違ってて
どんなふうに
生きていればいいのかってね
痛みや苦しみが教えてくれる
楽になるその方法を
逃げ出したい
ここじゃないどこかなら
きっとね
心から笑える
そんな気がする
ここに本当の私はいない
誰も本当の私を知らない