虚血性大腸炎の疑い
そもそもなぜ息子が内視鏡検査を受けるようになったのかというと、6月に近所の消化器内科を受診したのがきっかけ。
多分その1週間以上前から、何度もトイレに行っては何も出ずに戻ってくるの繰り返し。
便秘しているのだと思ってはいた。
息子はリスパダールという向精神薬を服用していたのだけど、その副作用で便秘がちになるのはある事だそうで、以前も便秘気味になったので整腸剤もセットで処方してもらっていた。
整腸剤のビオスリーを飲んでいても出ない。
ある日の夜中、バタバタとトイレに駆け込む音がした。
息子だろう。
しばらくしても出てくる音がしないので行ってみると、真剣な顔でいきむ息子。
やっぱりなかなか便が出ないみたいだけどその時は額に汗をかいていて暑いのか冷や汗なのか分からなかったけど、お腹は痛そうにしていた。
その後何度も部屋に戻ってはトイレと繰り返していて、いつもより具合悪そうだったので私も見守っていた。
何度目かのチャレンジでようやく出たみたいだけど、少量。
拭き取りが不十分なので私が拭き取ったのだけど、トイレットペーパーに無色透明のドロッとしたものがついていた。
その後再度トイレに駆け込んでまた少量の便が出たのだけど、血が混じっていた。
力みすぎて切れてしまったのかと思ったけど、さっきのペーパーについた粘液から、そういう腸の病気があったことを思い出してこれは切れていて血がついているのではないと思った。
その後も息子は辛そうな表情を浮かべて布団に横になっていた。
大丈夫かな?と思いながらも何も出来ずにその場にいると、少しずつウトウトしていたので私はそっと自分の寝室に戻った。
翌朝に息子が珍しい時間帯にトイレに行ってそのまま戻ってきたので流しに行ってみると、便器には血というか、イチゴジャムのようなものが沈んでいた。
あぁ、これは病院だなと覚悟した。
自閉症の子を病院に行くのはなかなか勇気がいるというのは同じ立場の親ならみんな共感の嵐なはず。
だけど、今回は早く行かなければという気持ちの方が強かった。
病院では、私からの聞き取りと触診して本人が痛そうな表情をした位置から虚血性大腸炎ではないかという全然の見立てだった。
もちろん内視鏡検査しないと分からないけど、検査は難しそうなので…という事で。
それはそうだ(汗)
そんな感じで胃薬と抗生物質をもらって帰宅した。
本来なら入院して絶食するのが一番いいらしいのだけど、薬でも治るとのことで、決められた様に服用していった。