第1回 活動共有会のご報告
こんにちは。初めて記事を投稿します。生徒会情報機構(TRANs)で、Lead Realizer を務めている、ららららら です。いつまで務まるかわかりませんが、活動を軌道に乗せていけたらなと思っています。よろしくお願いします!
TRANsは「技術で生徒会に改革を。」をスローガンに、生徒会や生徒会団体、および学生団体などにおける情報技術応用の促進を目指して活動しています。
私とTRANsの出会い
初めに私とTRANsの出会いについて少し書かせてください。現在、私は関西の高校2年生です。当時中学2年生だった私は、LINEで、全国生徒会ICT交流会(だったと記憶していますが)という名のオープンチャットに参加しました。
ほとんどといっていいほど動いていなかったんですが、唯一よく発言してくれていたのは、初代代表にしてfounder、Kombumoriでした。彼はこの活動に意義を感じ、Discordサーバーを中心に、組織を創りあげていったのです。その行動力たるや。あっぱれです。
ところで、この組織にはすごい技術を持った中高生がいます。Developersチャンネルで交わされている会話は私には到底わかりません。2023年7月6日に参加となっていますが、かなり長期にわたってアプリを開いていないこともありました。
転機が訪れたのは高校入学後。文化祭実行委員長となり、組織の運営に困っておりました。そんな中でDiscordの便利さを思い出し、生徒会や文化祭の運営本部として取り入れました。
TRANsとの出会いがなかったら、Discordを使おうという頭はなかったと思います。結果、文化祭は大成功に終わり、役員や委員からも「議題がわけられてわかりやすい」「担当外のチャンネルはロールで閲覧できなくすることができる」といった声が上がるなど、良い面がたくさんありました!
一方で、Discord自体の年齢制限が12+であるにもかかわらず、Appleは独自でより厳しい年齢制限を設けており、アプリがインストールできないなどといった人もいました(みんながみんなデジタル得意なわけではないので、スマホがメインとなります)。このあたり、どうにかならないものでしょうか…
そんなこんなで、Discordを開く機会も増え、TRANsにも戻ってきました。と、そこで募集されていたこの役職の提案にたまたまリアクションし、人事決定を経て就任という形に至りました。
あと、TRANsといえば有機化学のシス=トランス異性体を思い出してしまいます。だからなんやねんという話ですが。笑
活動報告【公立中学校におけるICT委員会】
話が大幅にそれてしまいましたが。
初回は、9月28日(土)の20:00から、Discordボイスチャンネル上で行いました。
まあ初回は入りにくいですよね~。
参加者を待ちつつ、20分ほど雑談をしていました。
ある程度(といっても5人ほどですが)集まったところで、私から中学校での取り組みの発表を。
環境
iPad 第7世代 32GB Cellular(市教委のMDM管理)
Logicool キーボード付きケース
Googleアカウント
ミライシード(ベネッセ)
まなびポケット
などと言った感じです。Webニュース等でも我が市のICTに関する取り組みは取り上げられていました。
生徒会長の就任とICT委員会の設立
中学2年の10月ごろが役員の交代時期でした。私はICT委員会の設置を公約に選挙で勝利します。
もともと先生方もICT委員会の必要性を感じており、通りやすそうな雰囲気でした。
いくつかの目的などを提出して、顧問を通じて審議してもらいました。
当時提出した目的は
iPadをはじめとするICT機器の使用にあたって、学年を超えて話し合う場を組織することで、校内におけるICT関連のルールや情報の統一を図り、ICT機器使用のさらなる発展を目指す。
各クラスにICTについて一任できる委員を配置することで、授業内や学校生活でICTを活用した取り組みを円滑に行うことができるようにする。また、ICT機器使用の得意不得意を原因とする問題の発生を防ぐ。
我ながらなかなか立派なこと言ってます。そして、無事会議を通過。
4月から、ICT係として試験的に運用し、私を委員長として(会長と兼任)始動しました。
ICT委員、デジタルを先導する者としての心構え(持論)
思いつきを大切にすること。
よく考えること。
「できること」「やって良いこと」を考えること。
適切な言葉選びを心がけること。
ICTにこだわりすぎないこと。
これは私が初回の資料に書いた心構えです。
発想を大切に。でもその発想は、時に人を傷つける。正しく扱わないと、悪用される。やって良いことかどうかは考えよう。
それを説明するには、専門用語もたくさん出てきてしまう。優しい言葉を選んで、ひとことひとこと。
そして最後、アナログのいい面を切り捨てないこと。浸透するまでは仕方ない。まずはアナログで行なっていたことをデジタルで効率化できないかを考えることから始めると、新しい切り口が見つかるかもしれない。そんなことを考えています。
ICT委員会の2つの意義〜①ICT機器の利活用〜
ICT委員会の意義は大きく二つあると思っています。
1つ目は ICT機器の利用促進です。生徒だけでなく、先生も。
私たちが行ったのは、こんな便利な使い方があるよ!と紹介する「スキルアップ資料」を作ろうということでした。
こんな感じに項目ごとで分担して作業しました。
Googleスライドで、iPadのサイズに合わせて。64ページの超大作になりました。笑
また全校集会ではMentiMeterをつかったキャラクター投票なども行いました。
この全校集会、ZOOMでやっていたのですが、接続がうまくいかない時が多く(プロジェクターでは音が小さいので、iPadから映像、スピーカーを繋ぐ)、セッティング時間30分に対して本番15分なんて時もありました。
各クラスでICT委員がセッティングをするようになったことで(もちろん、方法は委員会で説明して統一、共有しました)、かなりマシになりました。
これらが夏休み前の活動でした。
ICT委員会の2つの意義〜②モラル教育、デジタル・シティズンシップ〜
夏休みが明けると、こちらの側面にも取り組みました。
ICT委員会はまた別の顧問先生もついてくださり、その先生が言うには、近年のキーワードは「デジタル・シティズンシップ」。なんじゃそれと思った方。こちらです。
いろいろ話し合った結果として、学校統一ルール「iGoals」を制定しました。
そうです、SDGsになぞらえて作成しました。
まずルールとして何を制定すべきかと言うところから始まり、アイコンもPagesで作成。(テンプレは私が作成し配布しました)
ここまで活動したところで任期が終了し、総会での承認を経て無事ICT委員会として活動を始めました。
最難関課題「引き継ぎ」
次期委員長も頑張ってくれる人が現れ、資料も全部渡してお願いしたのですが、なかなかうまくはいきませんでした。
でも彼も大いに頑張ってくれました。嬉しかった。ある種の成功体験です。
もともと他の委員も形だけなどが多かった中で、しっかりと話し合い活動できる委員会となったことには喜びを隠せません。
参加者の方から話題提供いただいて、お話
私からの発表もおわり、皆さんから投げていただきながら話しました。
ホームページと広報
現在更新が止まってますが、生徒運営のサイトです。とのことでした。
取組を発信できる媒体があるのはいいですね。そのような環境を整えるのもICT担当者の役割でしょうか。
企業提供もありながら完成させたとのことです。ひええ!規模が違いすぎます。ずっと公立校の私は驚きの連続です。
今のHP、過去のHPを見せてくださった学校さんもあって、なんか過去のHPはスタイルが見てるよね…みたいな話にもなりました。
左にメニューで、右に内容?(笑) 色がぐらーでしょん?
灘高校文化祭のサイト、さすがだよねなども話に上がりました。
TRANsとして何の活動ができるだろう?
アプリ作る?とかいう話も出ましたが、あまりこれといった成果なし…
「教師陣に影響を与える活動を目指す」という提案を。
保守的な方が多くて改革をおそれているような感じも見受けられますしね。
「TRANsに入っている人の高校の祭りで使える共通通貨みたいなのを作るとか」
面白そうですね! うちの学校は、文化祭の決済、先駆けてauPAYになりました。来年からはPayPayかな。
ちなみにTRANsの読み方、ト→ラ↑ン↓ス→で「ラ」にアクセントでいいんでしょうか。
Discord便利だよねって話
LINEのオープンチャット、サブトークルームで一時期やってたという方もいらっしゃいました。
前述のように、iPhoneで導入しようとしたら年齢制限もかかったり、。。
ZOOMのチャットで会話していた方もいらっしゃいました。うちもだ!
私たちを取り巻く環境
端末でいくと、Chromebook、iPad…
何をしようにも先生の規制が厳しくて、自由にさせてもらえないという人が多かったように思います。
私立で法人所有の学校だと、上層部の許可がなかなか下りなかったり、先生がひるんでいたり…
参加者同士で共感もあったので、以外と共通する悩みの種なのかもしれません。
ひええ!
おしまい
このあたりで予定の21時も大幅に過ぎ、21:30をもって閉会としました。
今回紹介した内容について、団体、個人単位でお問い合わせ受付中です。
また次回の共有会も日程が決まればお知らせいたしますね!
引き続きTRANsをよろしくお願いいたします。
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